オロドウ日記

ゲーム、ビジネス、企業関連、ガジェット中心のブログ

はれのひ 想像以上にやばかった

動画はもうすぐで上がりそうです。

今回は晴れ着問題で話題になった、はれのひについてです。先日ブログに書きましたが、結構情報が増えてきたので、再度ブログで取り上げました。

↓前回

 

www.cakaricho.com

 

  

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財務状況

まず財務状況ですが、求人サイトなどの外部には資本金1000万円と公表しておりましたが、登記簿謄本では資本金は150万円と激しい乖離があったようです。また平成28年9月期の売上を4.8億円と公表しておりますが、実際は3.8億円と2割以上の水増しがあったようです。負債総額は6.1億円、金融債務が4億円となっております。この情報を見る限り、金融機関には水増しをした情報を伝えていたのではないかと思います。この平成28年時点では3.2億円の債務超過に陥っているようです。おそらくは平成29年はもっと債務超過に陥っているでしょう・・・。

headlines.yahoo.co.jp

去年5回の是正勧告

突然休業かと思っていたが、その兆候はあったようです。去年の8月~12月に計5回労働基準監督署から是正勧告を受けていたようです。去年から賃金未払いの訴えがあり、さらには去年の成人式の際にも業者への支払いが滞っていたとのことです。

労基署は成人式の時期に売上が伸びるので、1月になれば収入が見込めると説明して回避していたようですが、労基署は何勧告したんでしょうね?

www.nikkei.com

柏店閉鎖するからつくば店へ行け

はれのひは千葉県柏市の支店で約30万円で契約した客に対して、柏店は閉鎖して茨城県のつくば店と統合した。という書面を送って、当日つくば店にきてくれという旨を連絡。客はもちろん遠いのでキャンセルしたいと申し出るが、返金を拒んだようです。はれのひは「決まりなのでできません」とキャンセルを拒否。この人はその後は特例返金されたようです。

toyokeizai.net

被害額は1.8億円

被害件数は560件。契約金額で被害額は1億絵8000万円にのぼる模様です。預けた着物もかえっていないということですので、被害額はもっと大きいものと思われます。

www.sankei.com

はれのひとは

平成23年に創業しており、当初はシーン・コンサルティング株式会社というブライダルや振り袖の販売店の経営コンサルティングを主軸にしており、コンサルティングの評判はよかったようです。

平成25年くらいか事業を拡大して、店舗運営もすることに。平成28年ぐらいまでは店舗を拡大させて、順調そうに見せていましたが、28年9月期に大幅な修正損を計上して、銀行から融資を中止させられるなどの問題になったようです。そして、テナント料の滞納により柏市の店舗は閉鎖になったとのこと。

ここの社長は篠崎洋一郎社長(55)となります。上昇志向が強く、事業を拡大するも計画性のなさもあり、業績が悪化すると資金繰りが一気に厳しくなり、上記のような様々な問題が出ていたようです。

Facebookに中国でのアップデート情報があるということもありましたが、ガセの可能性が高いようです。

www.mag2.com

感想

計画性のなさの為に様々な関係者に迷惑をかけて、代表者は逃亡という、怒りを通り越してあきれる会社です。この社長にはなんとしても社会的制裁を与えてほしいと心より願っております。

また、ほかの人から「しくじり企業のネタが増えましたね」と言われましたが、この企業に関しては「しくじり企業」という枠にすべきではないと思っております。全容がわからないとなんとも言えませんが、この企業はただの犯罪組織だと思っています。

まあ、ネタにはなりましたが、早く事件の解決を願うばかりです。

 

この企業、調べてみると想像以上にやばいぞ・・・

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早く事件が解決してほしいぜ

ところでお前さ

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            盛大に海外逃亡情報に引っかかったよな

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 だ、断定してないし

 

振り袖業者「はれのひ」夜逃げで甚大な被害!

今年一発目から悲しいニュースが出ましたね・・・。被害者の方は本当にかわいそうです。

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概要

成人の日の1月8日に多くの新成人が予約金を支払って、振り袖販売やレンタルを行っていた業者の「はれのひ(harenohi)」が行方不明になったと話題になりました。

成人の日だからやらかしたツイートが大量に出回ると思いきやトレンドには「計画倒産」という文字が上がってきました。

振り袖を購入して着付け会場の近隣のホテルに直接届けて、着付けをしてもらい成人式に向かう予定でしたが、ものが届きませんでした。二日前に電話をした際には「心配しなくても大丈夫です」と電話応対したそうです。一つの市で60人~80人ほどの被害が出たようです。

matome.naver.jp

はれのひとは?

はれのひ株式会社は横浜市に本社を構える成人式用の振り袖販売、レンタル、写真撮影、着付けなどを手がけている企業。2008年創業、2012年7月に直営店をオープンさせており、全国に6店舗あるとのこと。

資本金は1000万円で売上は去年4.8億円で従業員49名。新卒を大量採用しようとしているようです。

電話はすでにつながらず、サイトも死んでいおり、インスタのアカウントもなくなっている模様。

業界を挙げて対処

一生に一度である成人式に対して、美容院など業界ではSNSなどを通じて、受け入れ可能な人数を呼びかけて応じている。しかしながらやはり諦めてそのまま帰る新成人もいたようです・・・。はれのひ福岡天神の店舗だけは連絡がいってなかったのかわかりませんが、運営を続けていたようです。レンタルした着物を替えそうとしたところ、「着物は返す必要はなく、そのまま帰っていい」と顧客に言ったみたいです。

www.asahi.com

福岡天神支店は取り付け騒ぎのごとく、取材のマスコミであふれかえっていて、店長の判断で店を実施しており、給与が払われる見込みもないが、ボランティア状態でやっているとの事です。今年から社長と連絡が取れないという状況。

真偽は不明ですが、数ヶ月給料も出ていない状況だったようです。

被害額

予約金や預けていた振り袖の持ち逃げなど、一人25万円と仮定した場合

25万円×50人(1店舗あたりの被害者数)×5店舗=6250万円

これらの数字は全て仮定となりますので正確性は皆無ですが、規模感はわかると思います。各情報から少なめに見積もったので、実際はもっと大きいかもしれません。

個人的な意見

新年早々胸くそ悪いニュースですね。金額的被害はもちろんのこと一生に一度の晴れ舞台に取り返しのつかないことをしくさりましたね。警察に被害届けも出ているようですが、おそらくはきれいに解決は難しいかと・・・。予約金を含めて数千万円で、預かった着物もないということは窃盗罪に当たり、刑事罰になりますので、社長はおそらく海外にでも逃げた可能性が・・・。

これらはネット情報が多いので、もう少し詳細情報が出たら再度ブログで書くかもしれません。

それにしてもてるみくらぶの破産事件に似ている部分が多いですね。

 

www.cakaricho.com

 折角の成人式の日に倒産、夜逃げなんて

クソ過ぎるだろ!!

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来年の予約をしている人も

いるみたいだからな・・・

お金が返ってくることを切に願うわ

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1月9日20時20分更新

実際は資本金は150万円とのこと。

 

書初め 2018(去年の感謝と今年の目標と具体的な動き)

あけましておめでとうございます!係長です。

 

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昨年の感謝

昨年はいろいろとお世話になりました。動画投稿をし始めて今月で丸5年が経ちますが去年が一番飛躍した年でした。ニコニコでは10倍以上のフォロワーを増やし、Youtubeでは去年20にも満たなかったチャンネル登録者数が現在では16300人と本当に嬉しい限りでした。それと連動してブログのPVも飛躍的に伸びました!当初は1記事数百程度でしたのに現在ではブログ全体のアクセス数は毎日2000ほどに伸びております。

もちろん他の人気YouTuberに比べればまだまだ、大したことないことかもしれませんが、数年間動画を投稿していた人間に取ってみますと「信じられない!」の一言です。

今年の目標

今年の目標としてはニコニコ動画では

  • ニコニコのフォロワー数を1.5万人
  • Youtubeのチャンネル登録者数を5万人

にしたいと思います。

目標数字の理由

ニコニコ動画の伸び率が低いのではと思うのですが、ニコニコではありがたいことに歴史カテゴリランキングに毎回上位に入っておりますので、皆さんに認知はされた上でのフォロワー数です。なので、今後はそこまで伸びないのではと思ってこの目標にしました。要は伸び代が少ないと思っているのです。なのでしくじり企業のアップと生配信は定期的に行うつもりではございます。

逆にYoutubeに関してはまだまだ伸び代があると思います。チャンネル登録者数は定期的に増えてきていますし、まだまだ認知してくださっている人は少ないのではとおもみます。直近のチャンネル登録者数の流入を考えるとこれぐらいを目標にせなあかんと思っております。

今後の動画とかの話し

今後の動画についてですが生放送でもお伝えしましたが、今年もニコニコとYouTube両方にしくじり企業シリーズを投稿する予定です。しくじり企業も本編の他に以前から構想してました、大型企業ではない情報が少ない企業をピックアップした動画を出す予定です。これであれば皆さんのリクエストで実現可能ものも増えると思います。あと動画数を増やせる。(小声)

あとはガジェット系の動画も不定期に出したいと思います。ゲーム系の動画は基本今のチャンネルでのアップはしないようにします。ゲーム系の動画を出すのであればサブチャンネルを作ります。

動画とは別枠で生配信も月1での実施を心がけます!その時には動画やブログでは切り込みづらい部分等を語ろうかと思います。

今年は来年以上に飛躍の年にするために無理しない程度に頑張りますので応援の程お願いします!

 

   今年1年動画・ブログともによろしくおねがいします!

 

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             んで今年の願いはなんてした?

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そりゃー炎上しないようにだよ

ライブドアとはなんだったのか

ライブドア関連のブログ最後になります。

前回の↓

 www.cakaricho.com

 

 ライブドアの結果

ここでライブドアがやってきたことのまとめをしたいと思います。

  • ポータルサイトの運営→✕目標の広告収入が5億円に一度もならなかった
  • 球団買収→△球団立ち上げに失敗したが、広告効果はあった
  • ニッポン放送株取得→△損にはならず、出資を引き出せたが、目的は果たせなかった
  • ホリエモン選挙→✕敗北
  • ソニーの買収→✕強制捜査で打ち切り

結局のところライブドアは様々なことをやってきましたが、最後まで完全な勝利はありませんでした。まあ、小さな勝利はありましたが記載するような大きなことではありませんでした。実質勝利というようなこともありましたが、求めていた結果とは異なる形になっております。

ではなぜライブドアは8000億、9000億円というような時価総額まで持っていくことができたのか。一つは株式交換によるM&Aというより資本を増やしたのが要因です。M&Aは新たに発行する株式であれば、基本的には増資と同じ効果があります。更にはMSCBなど株の希薄化につながるようなものを何度も繰り返しました。更には粉飾や自己株売却などで成長を見せて、株価増大へとつなげました。

これらを手法を鑑みると、株主への還元はないのではと思います。確かに時価総額は急激に増大しておりますが、株式交換によるM&Aなので既存の株価へ影響はありませんので株価は上がっておりません。そこで粉飾決算でM&A効果や既存の事業がうまくいっているという成長曲線を描いて、株価を上げたに過ぎなかったのです。

虚業だったのか?

宮内はメディアにライブドアを「虚業」だったと書かれているのが非常に悔しかったようです。私の動画でもライブドアは詐欺会社、なんにも作っていない会社というようなコメントを多くいただきました。私は企業が必ず何かを生み出さないといけないとは思いません。実際に何かを生み出した企業で成功した会社というと現在ではかなり少なくなっています。なにかを生み出さなければ詐欺会社というのであれば、現在の金融、投資家に関して全否定をすることになります。

資本をうまく循環させて利益を生むというのも立派な仕事だと思います。

しかし粉飾オメーはだめだ。粉飾をして成長しているように見せかけて、株価を上げる形を取っておりました。私は動画に作るにあたりライブドア関連の動画をいくつか見ましたが、堀江自身、「多少の粉飾をすべきだ」という映像を見ました。私はそう思いません。現状のあるがままに報告をしなければ株主の投資判断を誤るし、トラブルの原因になります。

実刑判決は厳しいのでは?

動画のコメントや堀江自身も、今回の粉飾額を見れば、実刑判決は厳しいのではというのがありました。多少の粉飾はすべきという堀江が講義している動画をみかけましたが、そもそも粉飾は違法です。多少の粉飾は・・・と言う人がいますが、じゃあどこまでOKなのかといういのと、段々と金額が大きくなり、自分を正当化して泥沼に陥ります。

そもそも過去の粉飾に対して、実刑判決が出るケースが少ないのが問題です。日本は粉飾に対しての処罰が甘い気がして、やったもん勝ちという感じがあるのが嫌です・・・。

でもじゃあ、ライブドアだけここまで刑が重くなったのかという疑問が残ります。私の勝手な考えですが、特捜部が政界の大型汚職事件がなくなって、経済犯罪に目を向けた点、政財界の重鎮たち、フジテレビに喧嘩を売ったことなどが挙げられます。ようはやり過ぎで目立ちすぎて、周りに喧嘩を売ったのが要因ではないでしょうか?

私の堀江貴文への評価

今回ライブドア事件をしくじり企業として取り上げることにして、本を4冊ほど読みましたが、堀江貴文は経営者としての評価は低いです。初期のオン・ザ・エッヂに関してはITバブルの時流に乗って成長してきました。その後は様々なM&Aや増資、株式100分割や粉飾で企業を大きくしましたが、それらは担当者が優秀であったから可能だったのだと思います。

堀江貴文自身は自ら広告塔としてメディアに露出しております。もしこれらの粉飾や自己株式売却の判断をしなったのであれば、堀江貴文はただの客寄せパンダといえると思います。本当に周りが勝手に判断してやったのであれば、社長として社内を統率できなかったという事実になります。経営者としての我慢がなかったのもマイナス点です。事業を行う会社の社長としての手腕は疑問視されます。

ただ、先見の明があって、アイディアが豊富。人脈、知名度、頭の回転の速さという点を考えると、経営者というよりプロデュース業のほうがあっているのではと思います。

ライブドアのしくじった要因は?

私が思うライブドアのしくじった要因は会社の規模を急激に広げすぎたことにあると思います。わずか数年で時価総額を100倍近くに持っていき、いくつもの巨大な会社に対して買収を仕掛けていきました。その間本来行うべきだった内部の統制などをすっ飛ばして行き、社内の気持ちがバラバラになったのではないでしょうか?なので強制捜査からあっという間に解散に追い込まれたでは?と思います。

急激に成長している局面で社長が、メディアへの露出が多く、選挙へ出馬するということは社長業を減らすということで、これは会社にとって大きくマイナスだと思います。

これらのことを考えますとライブドアの解散というのはなるべくして起きた事案だったのではないでしょうか?

 

これらをまとめると、ライブドア事件っ

てなるべくして起きたって感じだな

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社長はタレント化していると社内で言われて、

選挙出馬なんかしたら、社内は確かに冷めるな

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そういえば会長ながら

アニメ会社で仕事したやついたよね

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            もしかして、かわかm・・・

監査人視点のライブドア

動画あげたで~。


【ゆっくり解説】しくじり企業 Chapter14 ~ライブドア~後半

今回は以前のリーマンブラザーズより非常に大変でした。理由としては子会社や、M&Aで社名がごちゃごちゃして、かつスキームも複雑で資料を見るのが大変でした。私が資本取引について若干知識が薄いというのもあったのですが。まだまだ勉強不足だということを痛感させられました。

 

 

監査人とは

今回はライブドアの補足として、監査を行った公認会計士の本を参考に、監査人から見た視点のライブドアを書きたいと思います。ちになみに監査人というのは財務書類などの内容が適切かどうか監査を行う人で公認会計士が行います。様々な視点で適切かどうかを判断して、最終的に「問題ない」とサインをいたします。このサインは超重要です。このサインをするということは「この財務内容で問題ないと責任を持って示します」ということ。例えば、これに不備や不正があれば、経営者への追求はもちろん、監査人も責任を負う必要があります。かつて東芝が2017年3月期の決算で監査を担当するPwCあらた監査法人は適正とせず、限定付き適正ということにした。監査法人も適正とサインをしないということは顧客を失う可能性があります。なので目をつぶって適正といってしまうケースもあります。そのほかにも、適正と報告できなければ財務報告できないわけですから、最悪上場停止になる可能性もあり、その場合株主から損害賠償を受ける可能性もあります。ということで監査人て結論から言いますとくっそめんどくさいの一言です。

ライブドアの監査人

ライブドアの監査法人は港陽監査法人という監査法人です。監査法人としては中小に当たる企業です。ライブドアのような子会社をたくさん持ったり、規模が大きい監査法人は通常大手の監査法人を行います。監査というのは非常に手間暇がかかったり、ネットワークや知識の集約が重要となるため、大手というのが通常です。なぜライブドアの監査を港陽監査法人が務めることになったかといいますと、宮内がライブドアの上場準備に入ることになり、そのとき会計監査を決めるにあたり、税理士仲間の小林氏が代表社員(監査法人の社員というのは偉い人のことです)を務めていた港陽監査法人に依頼しました。小林氏は途中で港陽監査法人を離れております。

途中からは監査人の担当者が変わり多くの意見を言うことが言いましたが、2004年9月期という過去の決算で指摘され逮捕につながりました。港陽監査法人はライブドアへの依存度はもちろん高く、当時は中堅の監査法人だから起きたというような話も出たが、港陽監査法人のライブドアグループ全体の監査報酬は14%ほどに過ぎなかったようです。ただ一般的に中堅の監査法人は指摘が甘いというのはよく言われております。

監査人から見たライブドア

監査人から見たライブドアへの反応は結構意外でした。ライブドアは外資系に似たところがあって、余剰人員をもっておらず、常にスケジュールはタイト。監査のための資料を要求してもなかなかもらえないというような不満はあったようだが、それらは仕方がないという印象でした。かつ若くて危なっかしいが、根は純粋と見ていたようです。

監査人から見た堀江貴文

監査人から見た堀江社長は世間の印象とは違うようでした。ライブドアは堀江のワンマン社長という認識でもないようで、堀江氏が発言したことに対して、ほかの取締役が反対したり、互いの意見をぶつけるといったこともあったようです。実際にフジテレビとの仲直りもほかの取締役が意義を唱えたからです。

監査人は堀江に対して聖域化していた宮内のファイナンスをきちんと牽制を利かせてほしいと依頼すれば快諾してくれ、さらに面倒な要求、例えば「管理部門の人員をもっと増やしてほしい」といえば快諾してくれてすぐに自身のブログや媒体を通じて募集をかける動きの速さ。堀江は監査人に対して、「些細なことも直接聞かせてくれ」と依頼してきており、「すぐに対応するから、いつでもメールください」とまで行ってきており、概ね悪くない印象だったようだ。ただ、堀江に対しての金儲けに対する倫理観は疑問を呈したようだ。

監査人から見た宮内亮治

逆にCFOだった宮内に対してはすこぶる印象が悪い。というより敵視していると言っていいです。宮内は粉飾や株式売却のスキームを実行した主犯格です。宮内は粉飾では嘘の取引をでっち上げるために偽の契約書や口裏合わせまで行っていたようで、監査人からしたらしてやられたというような感じだった模様。監査人が宮内に急激な謎の売り上げに対して質問すれば、「あのスタッフうるさいからメンバーから外してくれ」と言った。以前の監査人はこの宮内氏の依頼にも対応してしまったこともあり、強気な態度で迫っていた。会計処理に宮内氏に迫った時も宮内は「そんなことを言うと港陽は大変なことになるよ」などと言われたようです。

監査人は気づかなかったのか?

監査人から見たライブドアの全体像はこんな形だったようです。参考にした資料の監査人はライブドアの監査を2005年4月だったので、粉飾に関与はしていなかったが、粉飾の痕跡は残っていたようで、しっかりとライブドアを更生させることができなかったのを悔やんでいるのを感じた。監査の限界というのもあり、通常の取引、特にものが発生しないサービスなどの取引に関しては契約書などの証憑と入出金の痕跡を探して問題がなければなにもいえない問題もあるので、監査人に全面的に押しつけるのもどうかと思いますが・・・。

監査人もなかなか難しいよな、適正とするか

株主から訴えられるのを覚悟して仕事を断るかなんて

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そうい言いつつおまえだったらどうするんだ?

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        うちの家計は代々「長いものには

        巻かれろ」という家訓が・・・

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おまえ、ご先祖様にジャンピング土下座してこい

 

「断る」と言いたいが、実際になってみないとわかんないな。

 

PCデポの対応は問題なのか?

どうも係長です。ブログが止まって申し訳ないです。仕事がバタついてました。動画先日アップしました。これも結構前ですね。

youtu.be

 

後半ですが、2週間後ですかね・・・。ちょっとあんまり手を出せてないです。一応昨日で仕事のピークは終わったので、これから挽回したいと思います。

 

今回はPCデポについてです。ちょっと書きたいと思います。

PCデポの問題って?

家電屋の「PC DEPOT」(PCデポ)で契約した光回線の中途解約をしたところ、解約手数料が21万円請求されたことがTwitter上で

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話題になりネットニュース界隈で波紋が広がりました。

PCデポブランドの光回線サービス「ozzio光」、iPhone6s機種変更、総合サポートやクラウドサービスなどを含めて3年間で月額18,000円で契約。特に光契約の解除料金は71,000円とかなりの値段となっております。一応本人のTwitter上では2年間契約した上での解約料となっているようです。

店長と交渉したが対応されず、なぜか本社経理部の担当者と話し、交渉した結果43,000円に消費税をつけて46,440円を支払って解決したようです。

www.itmedia.co.jp

PCデポは解約手数料は「正規の対応」で問題ないとプレスリリースを出されています。PC本体とiPhone本体、Wi-Fiルーターを返却したので46,440円の解約手数料としたとのことです。

過去の問題

PCデポは去年の8月に同じく解約手数料についてトラブルとなりました。このときは一人暮らしの75歳の老人に必要以上のサポートプランに加入させて20万円を請求したことがありました。

www.itmedia.co.jp

その時の対応策として以下となってます(超要約)

  • 使用状況に合わないサービスだったら無料で解除しちゃうよ!
  • 70歳以上の人の契約は柔軟に対応するよ!(第三者の確認と加入後3ヶ月は解除を無償)!
  • なんと75歳以上はいつでも解除してもいいよ!
  • 社長直轄で上の事を守るプロジェクトを300名規模でやっちゃうよ!
  • 今後はわかりやすくするように努力するよ!

PCデポ プレスリリースPDF

この対応は問題なのか?

あくまでここからは私の考察ということを前提に書かせていただきますが、基本的にこの対応は法的に問題はないかと思います。ただ、前提として解約手数料についての規約が書かれていることです。消費税がついていることは問題ないか?ということが書かれておりますが、課税取引に該当すると思います。キャンセル料は逸失利益に対する損害賠償金で、この場合は解約に伴う事務手数料や技術料のことを指しているようなので、課税取引に該当します。なので解約「手数料」と明記されています。

No.6253 キャンセル料|消費税|国税庁

一部上場企業だけにこの問題は敏感になっていると思うので、おそらくは顧問弁護士に問題がなかったか確認した上でプレスリリースをだしているかと思います。ただ、この高額な解約手数料に関して争ったら勝てるのでは?とは思いますが、たかだか4万円程度で訴訟も起こさないから、向こう側もこの金額を設定しているのではないでしょうか?

PCデポの対応・・・

この値段設定や、やり取りの仕方を見ると憤りを感じます。機器の返却をすれば解約料が安くなるというのであればなぜ初期対応でその案内ができなかったのか?なぜ光回線の解約料がここまで高くなるのかという根拠が示されていません。社員が教育不十分だったというのであれば、対応策とはなんだったのか?など様々な疑問がのこる問題でした。対策の不徹底さを見ると今後も同じようなことは起きるのではないでしょうか。法的に問題がなければなにをやっても良いという見え、この企業の倫理観を疑います。

 

なんだよ結局なんも

変わってないじゃないか

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法的に問題ないみたいだから

あくまでネットの話題で終わってるんだよな・・・

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        親父が引っかかりそうだから注意しとくわ

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こういう時だけはりきるな・・・

 

高額な解約手数料が伴うのって法的になんとかならんのかね?

大手会社が嫌がるか・・・。

niconico(く)でniconico復活か?

niconicoの最新バージョンのクレッシェンド発表会に行って来ました。

感想として最初は絶望の一言でした。いらねえ機能ばっかで肝心な部分が直ってねぇ。と感じました。

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ただ川上さんの声や会社の事を考えると仕方がないとも感じました。

クレッシェンドについては下記記事を見てください。

av.watch.impress.co.jp

blog.esuteru.com

分析

画質改善等は常にやっていて半年以内に改善させますと明言しました。実はこの画質改善については3年前の株主総会でも私は質問していて、認識はあって取り組んでいるというのを言ってくれました。が、未だに改善が途中となっています。

カドカワはniconicoを改善する気があるのか?と思うユーザーが多かったですが、めっちゃ改善する気ありありだと思います。

今回カドカワの代表取締役自らをクレッシェンドの責任者として位置づけています。つまりカドカワグループ全体の重要プロジェクトとしているのがわかります。今日の発表会では夏野さんを遮って、「全ての質問を最後まで受け付けます」と言ったことや全て一生懸命に回答しており、本人もかなり疲れていた様子が窺えました。

本人は技術者として情けなかったのか悔しかったのかわかりませんが全ての批判を受けるようなつもりだったのではないでしょうか?

なぜここまでこのバージョンが完成しなかったのか?川上さんは節々に技術的な問題について語っており、ニコ生ではなくニコキャスを新しく作ったことなどを総合して考えると過去のシステムが影響していてレガシーコストになっていると思われます。

考察

それで周りの機能が先に出来て、この部分のみを発表した結果炎上したのだと思われます。

YouTubeと比較して、もっと高画質、もっとサーバーを増強という声がありましたが、規模や資本力が違うYouTubeに対抗できるかといったら無理ゲーですね。Youtubeのクレイジーなほどサーバーなんて増強するの難しいですし・・・。

フルサービスは提供できないから機能を限定してコンテンツと独自性でカバーしようとした結果が今回のクレッシェンドだと思います。

意見

 とここまで擁護的なことを書きましたが、ここからは批判的な内容で・・・。正直川上社長の見通しが甘すぎたと思います。プロジェクト全体のリソースの割り振り方が疑問ですね。もっと基礎的な部分に対してリソースを割けばよかったにもかかわらず、問題の根本部分を把握していなかったために、ここまでプロジェクトを遅延したのだと思います。2011年にジブリに行ったから会社のことが把握できてなくて、現状がわからなかったのではないでしょうか?

システム開発が遅延することが多いとは言っておりましたが、それは社長の言うことではないと思います。プロマネの言うことではないでしょうか?niconicoが巨大なメディアになっているのにもかかわらず、大きなバージョンアップで大々的に披露をするのであって、多くの人から期待をさせているのであれば答える義務があると思います。

ちょっと前から行っておりますが、株主としてカドカワとドワンゴを分離してほしいというのが私の意見です。正直カドカワとシナジー効果がそこまであるかと言われればないですしね・・・。旧角川陣営が息苦しいのでは?と思います。

 

 あんまり期待はしてなかったが、

やっぱりって感じだったな

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完成形を出し渋ってるが、

ロードマップをもっと明確にしたほうがいいと思うんだが

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         ちょっと川上さん急激に太り過ぎじゃない?

         あんな太かったっけ?

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           人の心配してる場合じゃないだろ

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3年前に見たときはもっとスリムだった気が。やっぱ激務なのかな?

過払い金ビジネス

過払い金ビジネスについてちょっと触れましたので、今回取り上げたいと思います。

グレーゾーン金利を認めない、払いすぎた金利は返還せよという判決を出した、2006年のシティズ判決以降、過払い金ビジネスというものが爆誕しました。

これにより一部の弁護士は積極的にこのビジネスに参戦。

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過払い金ビジネスは儲かるのか?

過払い金ビジネスというのは儲かるのかという問ですが、非常に儲かるようです。2011年に日弁連が債務整理に対しての報酬上限が報酬の20%と決めたようです。(訴訟が発生した場合25%)

例えば過払い金が100万円に対して20%の過払い金を回収すれば20万円にも及びます。それでは債務整理というのは難しいのか?実態は債務整理に関してはほとんどが事務員が対応するとのこと。中には一度も弁護士と会わずに債務整理を実施しているようです。わたしの予測ですが、過払い金の計算に関しては一定の資料を手に入れて、それをエクセルかなんかに入力すれば過払い金の債務整理などはすぐにでると思います。顧客との折衝を含めてもほとんどが弁護士ではなく事務員で済ますことができると思います。弁護士は最後に資料にサインすれば終了、そんな感じを想像しています。しかも訴訟を起こせば100%勝てる相手なので、要は案件をどれだけ獲得できるかが勝負になっていた状態です。

過払い金額はピークで2009年の6589億円となっており、単純計算で1317億円が弁護士会に流れ込んだ形になります。以前は中には返還額をそのまま徴収するという悪徳弁護士もいたようですね。バブル時は数千万円から1億円ぐらい儲けた弁護士がいたとか・・・。

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アディーレの問題

話が変わりますが、今話題のアディーレ法律事務所についてもついでにまとめたいと思います。アディーレ法律事務所は185人の弁護士を抱える国内では5大弁護士事務所に次ぐ第6位の規模を持っています。

アディーレは2004年に創立されて、個人客を積極取り込む経営方針です。特に、過払い金返還の案件を大量受注ができたことで、規模を急拡大。全国77箇所に支店があるものの、弁護士の経験年数は5年未満と若手が殆どのようです。

東京弁護士会はアディーレが10月11日に2ヶ月の業務停止処分を受けたことを発表。これによりアディーレは新規案件はもちろん、既存の案件も契約解除を随時実施というような状況。つまり完全に案件を動かせない状況に追い込まれました。

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今回起きた問題は景品表示法違反です。1ヶ月限定で着手金(前金)を全額返還するキャンペーンを打っていたが、実際は常時全額返還していたので違反だということです。

これは突然ではなく、2016年2月にも消費者庁から措置命令を受けていたにもかかわらず、代表の石丸弁護士の指示の元、表示し続けたということです。

そもそもアディーレという存在は弁護士業界から嫌われており、債務整理も過払い請求のみやって、顧客にとって大切な債務整理や生活再建には無関心だった、という声も上がっているようです。

過払い金ビジネスの終焉

過払い金の請求時効は10年となっている。シティズ判決は2006年なので、それ以降は消費者金融も過払い金を実施してないだろうから、今後はこのビジネスが終焉されると見られています。最初は簡単に告知しただけでも案件があったが、現在は大量の広告を行って案件を獲得している。出ない油田に圧力かけて出しているといった感じです。CMを打ってでも案件を探すということは相当ボロい商売だというのがわかります。

私的にはこのアディーレの業務停止措置が過払い金ビジネスの終焉を象徴しているように感じます。ただ、法のスペシャリストが違法で終わるというのはなんともマヌケな話しですね。

 

弁護士が違法で業務停止ってマヌケだな

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過払い金ビジネスも終わりそうだから

アディーレが続くのかわからないな

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           お前のチャンネルも・・・

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俺はまだ抗うぜ・・・

武富士の闇

今回はみなさんが期待している武富士の闇について書きたいと思います。

 

 

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今回はおそらく過去最高に闇が深いです。現在話題となっている、某エンゼルフレンチとか某なんとかレートスモーカーズの脱退とかそんなのは子供のようにみえるほどです。

 

ファミリー企業

前回のブログで武井保雄の圧倒的な独裁っぷりとすごさをお話しましたが、もちろん成功だけではありません。普通の会社では到底耐えきれないような失敗もしております。

武井は時価総額1兆円の大企業の創業者にもかかわらず公私混同があって有名でした。この公私混同は様々な問題がはらんでいましたが、その中でも代表的な問題がファミリー企業です。グループ傘下の企業が90年代に6社を公表しておりました。それとは別に、武富士には12の関連会社が存在しております。このファミリー企業は武井個人のファミリー企業で、これらの会社の代表は武井保雄の親族や愛人、自宅の常駐コックがつくというような話しでした。
ファミリー企業の役割の1つが武富士株の保有でした。動画でもお伝えしましたが、ファミリー企業の持ち株だけで80.8%もの株を取得しており、ほとんどオーナー企業と変わらないような状況でした。
2つ目の役割が上場企業の株式取得と不動産投資でした。株式取得だけで約2000億円、土地取得のために1300億円投資をしておりました。
そして最後の役割として資金調達です。上記で取得した株や土地を担保に資金を借り入れてそのまま武富士本体へと流していたようです。その借入に対して武富士は債務保証をしました。このスキームはバブルが弾けても保っていたため、株や土地の暴落によりこれらの価値が一気に下がり、ファミリー企業はおよそ737億円の債務超過額となります。
よくわからない債務保証などは上場準備段階でかなりの指摘を受けるのがほとんどですが、武富士も変わりませんでした。武富士の上場は大型案件(上場時の時価総額は約8927億円と言われている)となっていたため、このファミリー企業への債務保証は旧大蔵省からクリアにするようにと厳命を受けるほどの案件でした。これは脱法まがいの処理で清算をさせました。

問題は金で解決

具体的なスキームは省きますが、かなりのグレーゾーンをついたようで、節税効果も大きかったとのこと。しかしこの清算を依頼した弁護士から高額な報酬を要求された為、大きな問題に発展。弁護士は暴力団系列の右翼団体に取り立てを依頼した結果、3億円を支払いました。

また株式公開前に武井会長のラスベガスにおけるギャンブルを公開すると迫った右翼団体に対しては暴力団に依頼して解決させて、3億円で解決させたりと・・・。

その他には上記のファミリー企業が行った土地取得というのが簡単に言うと地上げでした。この地上げは武富士が闇落ちした原因とも言われています。バブル経済の真っ只中だった1985年に武井は武富士に京都の3300坪に及ぶ土地の再開発事業を持ち込みました。この京都の案件だけでも地上げ資金は280億円にもなりました。なぜここまで高額になったかと言うと、対象の土地に3つの暴力団が存在したため、武富士もそちらの筋の人に問題解消と動きましたが、これらの案件は揉めに揉め、組同士の抗争に発展し死者も出す事態になりました。最終的にはうまくいかなかったようですがね。

これらは真実?

なおこれらの情報は元渉外部(交渉事を処理する機関)部長からのもらった情報を元に書いている本を参考にしておりますが、本当に真実なのかは不明確です。

ただ、武井保雄はこんな言葉を残しております。

「右翼は暴力団に弱い。暴力団は警察に弱い。警察は右翼に弱い。この三つをうまく使って物事を収めろ」

このことから警察、右翼、暴力団というものをよく知り、また利用していたということだけは言えると思います。

 

ちまたのニュースとかで出てるのが可愛く見えるほど

闇が深いな・・・

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本を参考に書いているが、

すべて丸呑みにするのはよしたほうがいいな

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        まー連休もらっても、動画以外やることがない

        お前も相当闇が深いと思うがな

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なんでそういうこと暴露するの・・・・

 

 

クールジャパンの実態?

日経でクールジャパンについて面白い記事があったので紹介します。

 

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r.nikkei.com

有料記事なので一部しか見れないと思いますので概要やそもそもクールジャパンってなんぞや?

クールジャパン(クールジャパン機構)とは?

内閣府はクールジャパンは「外国人がクールととらえる日本の魅力」と定義しています。一般的にはクールジャパンはアニメ、映画などを指しますが、広義はかなり広いようです。

そんな中にクールジャパン機構(CJ機構)というのがあります。正式名称は「海外需要開拓支援機構」というみたいです。株式会社となっており日本の衣食住に関わる特徴・特色を活かした魅力ある商品・サービスを海外展開することを支援、推進していくもののようです。

漫画やアニメなどのコンテンツやファッション、食、伝統芸能を海外に売り込むためのプラットフォームを整備したり、サプライチェーンを構築するなど様々。

出資は民間資金は107億円、政府は586億円と規模はかなり大きめとなっている。

クールジャパン機構の問題点は?

クールジャパン機構は投資ファンドとなっているが損失ばかりを出しているのが問題となっているようです。すでに設立して4年が経過するにもかかわらず1年を超す事業はの過半が計画達成ができていないようです。

例えばマレーシアの首都にイセタン・ザ・ジャパンという百貨店。伝統工芸や食器、衣類食品などこだわりの商品を集めるて出店したが、高すぎて地元では売れず。赤字は広がっている模様。CJ機構がこのために10億円出資しました。

日本のテレビ番組を海外で放送するWAKUWAKU JAPANはスカパーと共同で出資して設立したが、2年間で最終赤字を計上しました。

中には一風堂のラーメンの海外出店などで儲けを出すこともあったが、こういう利益を計上したのは僅かなようです。中には字幕・吹き替えサービス提供するアメリカの会社を190億円で買収して1年で43億円も減損計上しました。投資業界では「リーマンショックが起こったわけでもないのに1年でこんな減損を計上するのはありえない」とまで言われたようです。

なざこのようなここまで損失が発生しているか。

クールジャパン機構は天下り先?

CJ機構の専務執行役員のポストは設立依頼、財務省や経済産業省の退職者が占めていて、投資先管理に関わる会議に参加。CJ機構は専務執行役員は国家公務員を辞職して就任していると言っていますが、務め上げた専務執行役員は現在官庁に在籍しているようです。

不明瞭な投資先

投資判断はされておりますが、その投資については多くが疑問に残るようです。

さっき挙げましたイセタン・ザ・ジャパンストアは松屋の役員からCJ機構社長に転じた太田氏と三越伊勢丹社長だった大西氏の間柄で実現したもののようです。WAKUWAKU JAPANはスカパーの持株会社の社外取締役でCJ機構の飯島会長の持ち込み案件と言われているようです。中には一度断ったにもかかわらず、旧知の中で社外取締役が機構内部で働きかけたということもあったようです。

CJ機構が実績作りを急ぐあまり、経営陣の案件持ち込みが常態化していて、投資ありきで物事が進んでいたと言われているようです。

そもそもCJ機構の最高投資責任者(CIO)の投資実績も非公開ということです。

感想

クールジャパンと銘打って世界に広げていくと言っていたわりに実態はこんな状況だったのがかなりショックでした。海外に投資して数十億円規模で損失を出している一方で現場のアニメーターは一月低価格で搾取されているという実態を解消するのが先ではないでしょうか?

マスコミも森友問題にはものすごく首を突っ込んで報道しますが、こういう案件はあまり報道しないのも気になりますね。

 

こんなに金があるなら

現場に渡してやれや!

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政策も考慮して投資しなきゃいけないから

投資の難易度は高いが・・・この投資先は

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民間の出資ってどこがやってるんだ?

電通、博報堂、フジ、バンナム・・・あっ

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色々調べたら率直にショックでした。

↓の記事も参考にしました。

wedge.ismedia.jp

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