オロドウ日記

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ソニー17年3月期減収減益

ソニーの決算短信をみました。

 

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業績

連結経営成績

売上高:7兆6032兆円(△6.2%)

営業利益:2887億円(△1.9%)

税引前当期純利益:2516億円(△17.4%)

純利益:732億円(△50.4%)

ゲーム&ネットワークサービス分野

売上高:1兆6498億円

営業利益:1356億円

概要

連結純利益が前記に比べて51%減の730億円。金融分野半導体分野が想定より上振れことにより従来予想を上回る。

熊本地震による半導体事業への悪影響、映画事業の減損などのショッキングなものがありましたが、画像センサー、PlayStation4は好調。モバイルも構造改革により利益が出るようになり、音楽分野もFate/Grand Orderが非常に好調に推移しました。ソニーのコンポーネント分野が唯一不調に終わったが、電池事業を村田製作所へ売却が決まっています。

来期予測

平井一夫CEO体制に移行して6年目、外部から収益能力の低さを指摘されたこともあり、ROE(自己資本利益率)を意識している。来期は売上8兆円、営業利益5000億円の大台を目指す。この成績を達成するために不採算部門の売却や減損もやりきった印象があります。

ゲームに関してはプレイステーションネットワークを中心としたネットワーク収入の増加が期待されて収入基盤がしっかりしております。ハードの売上は下がるが、強力なソフトウェアラインナップで収穫期としているようです。

感想

多くのニュースでは減収減益があるが、収益体制を強化するために構造改革や膿を出し切るための減損などが多いです。不調な事業部門を切り離したことにより収益力が上がり、一つの目標としたROE10%を達成させる方針。今期に期待したいですね。

逆に好調なゲーム部門は収穫期になったが、PS4は販売台数が6000万台達成してプレイステーションネットワークも安定して推移しています。PS3の最終販売台数である8000万台も見えてきましたが、今後どう成長させるのかが懸念点です。特に携帯機。ニンテンドースイッチへの対抗機としてVitaの後継機を出すのか。PSP、Vitaのいずれもそれなりの成果を上げたが、任天堂の後塵を拝しています。Xperiaの兼ね合いもあるので、対抗するのか撤退するのか・・・。

ハードを出している会社でもスマホゲームもFate/Grand Orderで好調ですが、それ以外は結果が出ていない。

ゲームに関しては弱い所に対してどのような決断をするのかが気になります。

 

減収減益で目もあてられない

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平井さん今期は大丈夫ですよね

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本当に大丈夫ですよね・・・。

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