オロドウ日記

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銀行に嵌められた?林原

今回は林原の続きです。

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自覚していた経営危機

林原は社長が経営危機を認識しておらず、潰れたとしておりますが、弟の靖はもちろん認識していました。バブル崩壊以降土地の含み益で大きな利益をもたらしていた会社の財務状況は悪化しました。その赤字を埋めるため林原靖は1998年リストラを兄に進言しました。兄もこれを了承。いらない会社の清算や従業員のリストラも実施したとのことです。

研究開発から販売へもシフトとまでいきませんが、比重を重くしました。1994年にトレハロースの量産化に成功した後、林原は積極的に売り出しにかかりました。その一つがあの有名なトレハロースのCMです。製作は博報堂でCMは予想以上に反響をうみました。ただ利益が出たかどうかは不明です。その他にも販売先に価格改定を実施するなどをしました。

これらの施策が功を奏して、段々と債務超過が解消されていきました。

ザ ハヤシバラ シティ

しかし必ずしも成功したものだけではありません。林原靖は土地価格の上昇によって財務状況を好転させる計画を立案しました。その計画が「ザ ハヤシバラ シティ」です。この計画は岡山駅周辺に博物館やホテル、高層マンションなど建設し約1500億円の総事業費をかけて、駅前を再開発させる計画です。県や市と協議して2008年に完成予定でした。

この計画は林原靖が立案したものですが、デザイナーは林原の関連会社で林原靖が取り仕切っている会社、さらには林原靖は自身の資産会社にコンサル料を貰うなど、会社の財務状況を好転させる目的以上のものが見え隠れしました。兄は止はしなかったが難色をしめすという印象でした。結局この計画は実現しませんでした。

銀行に嵌められた?林原

林原靖の自著の「破綻」では倒産前後の銀行対応について生々しく書いてあります。結構憶測なども追記されてますが・・・。

 

銀行から突然の呼び出されて、粉飾の事実が分かった途端に、銀行は林原への銀行の借り換えタイミングを狙って、個人保証を付けないと借入をしないというような、拒否権がな状況で半強制的に林原家個人の保証をつかせました。これがADR不成立の要因の一つとなりました。

その後、林原は破綻して林原家などの不動産、動産を含めて仮差押がされ、林原家の財産はほとんどなくなりました。

さらに林原靖は提供した個人資産の売却方法についても言及している。まず、美術品は会計事務所PWC(プライスウォーターハウスクーパース)。不動産は東急リバブルがそれぞれ売却しており、これらは更生管財人の西村あさひ事務所と懇意の関係であり破産ビジネスの果実を分け合っていると、林原靖は指摘している。

メインバンクであった中国銀行は林原が大株主でした。林原破産後は大量保有していた株を中国銀行が自社株公開買付けで購入することに。その金額は1株867円(当時の株価は1,000円程度)で234億円分購入することになり、中国銀行の出来レースだと指摘している。

林原は潰されるべきだったか?

林原家は負債をほぼ弁済しており、さらには過去の金利も考慮すれば銀行側は全く損していないと言われております。そんなか林原靖の自著を見る限り、はっきりとは言ってませんが、銀行に潰されたというのがにじみ出ておりました。さらにはマスコミや更生管財人に対してもなにか言いたいことあるような感じです。

私個人としては倒産されるかどうかまではわかりませんが、粉飾などルールを破ったのであればそれ相応のペナルティを付けるべきだと思います。でなければ市場は粉飾だらけとなり、債権者も大変になります。恐らく粉飾は中小や同族企業など閉鎖的な企業であれば多くあるかと思いますが、今後また同じような事例が出てくるかもしません。

 

この本いろいろ書いてあったけど、

全部周りが悪いって書いてあるだけな気がする

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粉飾についてはあまり書かれてないな

昔からこうだった的な感じだな

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                             まーあんだけ周りから言われたらそうなるよね~

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あ、気持ちわかるんだ

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