オロドウ日記

ゲーム、ビジネス、企業関連、ガジェット中心のブログ

ゆっくり解説は困難かも・・・

どうも係長です。

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冷静に分析してみた

いろいろな言葉を受けて動画の収益化をなんとか早期復帰を図ろうと考えているのですが、ゆっくりの動画解説系の続行は難しいかもしれません。いろいろと自分なりに頭を回して調査及び分析をしました。

いろいろと調査したところ、まず去年の秋頃からYoutubeパートナープログラム(YPP)の利用規約に準拠していないことと、収益化が承認されなかった理由が「重複」から「繰り返しの多いコンテンツ」となっており、

教育的または他の価値もない視聴回数を増やすだけが目的の大量生産コンテンツ。

 という内容となっております。さらに詳細を見ると

再利用されたコンテンツ。独自の解説や教育的な価値が十分に付加されていないコンテンツを指します。また、チャンネル内の動画の大半が他のコンテンツと完全に一致、あるいは類似していると判断されたコンテンツも含まれます。以下のようなコンテンツが該当します。

  • 一切の変更が加えられていない、または最小限の変更しか加えられていない第三者の動画
  • 第三者のコンテンツを寄せ集めただけの、ナレーションなしの動画
  • 先に別の場所でアップロードされているコンテンツ
  • 複数のユーザーによって何度もアップロードされたコンテンツ

support.google.com

となっております。そしてゆっくり解説系の人が多くゆっくり実況の人はあまり見ませんでした。さらに共通している部分は共通(黒子さん作・きつねさん作)のゆっくりの顔を使っていることで、かつ全て固定的で動かないという部分でした。

推察

ここからはあくまで考察なのですが、AIが動画の隅から隅まですべての部分を分析しているのか?と考えると情報量が多くなりサーバーの処理が重たくなるのではと考えました。では何を指標に上記を判断するかというと「顔」ではないかと考えました。顔の認証技術は進んでいるので一瞬で判別するので、それがメタデータとなってバックグランドにあるではないかと?

それである一定の基準点に達したら収益化対象から外すという措置を取っているのではと考えています。収益化対象が外されたのはそれなりに多くの動画を保持している人で、収益化対象から外れたのは時期もバラバラなので、点数形式でYPPで外されているのではと考えました。あるいは特徴的なメタデータがないとだめなのかもしれません。

私がシステムを考えるのであれば上記のようなものを構築すると思います。手作業で分析はしておらず、全てシステマチックにAIで処理をするのであれば上記の形になるのではという内部目線で考えた方法です。

ゆっくりはいずれなくなる?

上記の推察が正しい場合、問題点として、ゆっくり解説を独自コンテンツとして見ていないYoutube側の基準を変えなければゆっくり解説はいずれすべて継続困難になる可能性があります。Youtubeヘルプのコミュニティに質問を投げかけておりますが、まぁすぐに基準を変えるのは難しいですよね・・・。

いずれも上記の広告剥奪の措置を受けてから復活した人は見ませんでした。復活した人がいるのであれば情報がほしいです。

となりますとしくじり企業も同様に継続することは難しいかも。あるいは顔を出すか・・・、ちょっと考えさせてください。

お知らせ(しくじり企業新規停止恐らく2月一杯まで)

どうもお疲れ様です。係長です。

動画関連のお知らせです。緊急の為、Youtubeliveにて報告をしましたが、ブログにも残しておきます。


お知らせ(重要かも)

 

まずしくじり企業などの企業解説関連の動画は新規を2月一杯まで停止を致します。これは恐らく2月一杯で回答が出てくると思うのですが、早まる可能性もありますし、遅くなる可能性もあります。

なぜこのような対応をしたのかと言いますと簡単に言いますとYoutubeの収益化を剥がされました。何度かお話したかとは思いますが、本を読み込んだり、動画作成に数十時間かかっており非常に時間をかけて作成をしておりました。最近の動画は画像などを購入するなど予算をつけて作成しております。そして今後もっと力を入れるために進退をかけて動画作成に力を入れておりましたが、それもYoutubeの収益ありきでした。それ故にしくじり企業を収益なしでアップすると、計画が大きく崩れてしまう為1度止めさせて頂きます。↓が昨日とったキャプチャです。

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専門性を高める為にしくじり企業だけしか挙げてなかった経緯があってそれが仇となりました。時間が取れなくて他の動画を作る余力がなく、編集も最低限にして内容を重視していたつもりで、繰り返しの動画と判定されたと思われます。これらに関しては今後見直しを図り、編集も場面変更を行うなど対策をかけていくつもりです。

今後に関してですが、上記の動画を含めてあと2つか3つほどしくじり企業以外の実写メインの動画を作成して、スパム判定を避ける対策を行います。(何を作るかは全くの未定。アドバイスがあれば教えていただきたい)

2月13日に再申請ができるので、そこで再申請をして結果を待ちます。承認がとれたら通常運営に戻します。そこではじかれた場合は恐らく新しいチャンネルを作成する予定です。これ以上引き延ばすのは色々といやなので。

今後については主にTwitterメインで動画状況等を発信しますので、必要であればフォローをお願いします。

twitter.com

今回Youtubeliveで直接伝えたことは良い判断だと自分自身で感じました。コメントで少しお叱りの部分もありましたが、多くの声援を頂いたことでオッサンはすごく気持ちが楽になりました。必ず通常運営に戻すつもりではいますのでご支援のほどお願いいたします。ニコニコでも活動は同様に行いますのでよろしくお願いします。

またこれを受けてのつもりではなかったのですが、動画作りは元々ゲーム実況から始めたのもあり、またゲーム動画を作りたいと思っておりました。今回の事もあり、前倒しでゲームチャンネルを開設したのでお知らせをします。今週か来週にはアップできると思います。アイコンとかはまた考えます・・・。

www.youtube.com

色々と悩みましたがなったものはしょうがないと思って、これを糧、チャンスにして前に進むつもりです!

 

Youtubeの収益剥奪・・・

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以前からゆっくり系は言われていたが、

とうとう来たか

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このことをTwitterやYoutubeliveで
報告したら多くの声援を受けて元気出た。

しくじり企業はまた戻ってくるので応援してくれ

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ちなみにニコニコ単品で出したら原価だけで赤字です・・・。

日産の3人の天皇

どうも係長です。今回は日産の補足ブログで、興味があった人も多いと思われる3人の天皇についてです。


【ゆっくり解説】しくじり企業 特別編 ~日産~ 後半

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出展:https://clicccar.com/2013/02/08/212275/

左から石原・川又・塩路

日産3人の天皇

まずこの3人の天皇をそれぞれ簡単に説明します。一人目は日産の中興の祖として知られる川又克二です。元々は日本興業銀行(現みずほ銀行)の出身でしたが、1947年に日産に常務として入社して、1957年に社長となりました。経団連の副会長も務めて財界にも顔がききます。労働組合と手を組み、日産の海外事業を強化し、プリンス自動車と合併し、日産の国内2位の地位を確保し続けました。ブルーバードやセドリック、フェアレディの名付け親でもあるようです。

次が日産に大きな影響を与えた人物である、石原俊。東北大学出身で日産に入社後、経理・財務関係の部署を経て、成り上がっていき1977年から社長に就任しました。労使関係を見直し、国内シェアでトヨタを追い越し、グローバル10という世界でシェア10%まで伸ばすという目標を掲げました。

そして3人目の天皇として日産労働組合のトップに20年以上君臨した塩路一郎。終戦後同じ日産コンツェルンである日本油脂に就職し、その傍ら明治大学の夜間部に入学。大学卒業後の1953年に日産に異例(官学偏重とのこと)の入社となる。塩路は労働組合に入り頭角を現し、ハーバード大学への留学を経験後(このときUAWの会長と仲良くなった)、1961年に日産自動車労働組組合長、翌年には自動車業界の組合である自動車労連会長にまで就任。川又と蜜月の関係を築き、川又の女房役とまで言われ、日産に大きな影響力を持ちました。

良好すぎた労使関係

日産は1953年の労働争議以降、経営陣と組合が急接近して良好な関係を築きます。その根底にあるのが川又と塩路の関係です。塩路は川又との関係の良さと塩路自身の能力も高いと評価されて、自動車業界の組合トップに上り詰め、労働界の賢人とまで言われました。早くから国際的な労働家として名が知られて、当初は日産の成長を支えていたとも言われてました。

しかし川又がいつまでもトップに居続けるのはできませんでした。川又は会長に退きます。そして石原が社長に就任し、石原は労働組合と距離を置く方針をとりました。かつては組合の同意なしにはなにもできなかったのを、経営陣側へ取り戻そうとします。

この取った経営権で石原は様々なクソ海外プロジェクトを展開して、拡大戦略をとります。これらのプロジェクトは負債という形になり、将来の日産を苦しめることになりました。塩路は英国の大規模プロジェクトに対しては反対の立場をマスコミに表明して、組合を超えた主張を取り始めました。これがマスコミ・世間の注目を集める形になります。日産の取材は増えて週刊誌を賑わす形になりました。さらには日産をモデルにした企業小説が出るほどで「労働貴族」「破滅への失踪」などが出版されております。

塩路は会社に抹殺された?

英国プロジェクトが佳境に入り、結論を出さなければならなくなった時期に日産に誹謗中傷の怪文書が出回るようになりました。この怪文書は会社でしか知り得ない情報で、手書きのガリ版刷りでした。塩路は宛名の筆跡で社員を特定していたが、個人を名指しで批判することになるので、あえて公表は避けたようです。

これらの怪文書等で特に大きな問題になったのは、1984年1月に写真週刊誌のフォーカスが「日産労組『塩路天皇』の道楽―英国進出を脅かす『ヨットの女』」というタイトルで豪勢な暮らしぶりと若い美女でヨット遊びをしている写真が掲載されました。さらにその後「労働貴族」が出版されて、塩路の豪遊ぶりが話題となり、日産に大きなダメージを与えることになりました。

塩路の言い分としてはたまたま招待した女性と一緒になったところをすっぱ抜かれただけと語っており、ヨットもゴルフ会員権を40万で購入して、投機ブームで価格が高騰したので売却して、その資金で購入したと語っております。

塩路はスキャンダルは会社(日産)側が仕組んだもので、塩路を尾行していき自動車は日産所有のもの。当日の佐島(スキャンダルの現場)には日産の広報室長と課長がなぜかいたなどと石原を追求。塩路は石原に塩路宛の詫び状のようなものを書いてもらい手打ちにして、英国プロジェクトを進めることができました。しかしこれも会社にダメージを与えるとして公表されておりません。

塩路は石原が徹底して組合潰しに奔走していたと指摘している。組合人事に介入して、弱体化を図っていた。さらに塩路会長降ろしを加速させ、日産の労務部、人事部、広報室、企画室が中心となり、塩路降ろしを行っていた。トヨタが500億円だった広告宣伝費に対して、日産は700億円もつぎこんでおり、塩路を潰す為にカネに糸目をつけず徹底させていたと塩路は指摘しています。これらの石原からの攻勢で社内からも多くの塩路批判が噴出しました。塩路は日産に迷惑がかかるということで1986年に全ての役職から辞任しました。

私は被害者だと塩路は言っておりますが、一方で塩路は1965年のプリンス自動車との合併時に他の労働組合の組合員に対して暴力・圧迫で追い込んだことや、批判した幹部社員に対して、役職から外して、部内でも一切口をきけなくさせて追い込んだという話しもあります。

president.jp

私の感想

個人的な感想に入りますが、塩路を擁護する意見の文章は信憑性に欠きます。参考書籍は塩路側の意見が全面に出ており、日経の元記者ということですが、会議内容なども詳細に書かれておりますが、詳細すぎて逆に気になりました。また詫び状があるということですが、公になっておらず、「俺は指摘したけど会社に迷惑かけるからあえて言わない」的な感じで全て真実が闇の中になっており、信用にかけます。

塩路が行っていたことや指摘していたことは事実かどうかわからないですが、この頃の日産が一番の闇で、倒産した原因になったと思っております。仲良くまではいいませんが、一枚岩にならないと難局を乗り切るのは難しいと思います。

 

公表されていない以上真実はわからないが

全てが嘘とも思えないな

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いつの時代も長くトップにいると

問題が発生する典型だな

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ところであの本、会話内容まで

まるで見てきたように書いてあったけどあってるの?

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            わからん・・・

 

↓本当かどうか疑問が残る本はこちら

 

ダットと日産

年の瀬にかけてしくじり企業特別編として日産を作りました。元々別の動画を作る予定だったのですが、年末にカルロス・ゴーンが逮捕ということで気になって調べたのですが、そもそも日産の出自ってなんなの?ということで本格的に調べました。本気で調べるからには動画にせなアカンという気持ちが生まれて遂に動画化という流れです。


【ゆっくり解説】しくじり企業 特別編 ~日産~前半

鮎川義介の野望

調べてみたところ今までで一番難易度が高いものでした。まずルーツですが動画でもお話したとおり、鮎川義介が興したところから始まります。鮎川義介は自動車そのものの生産は困難であると悟り、自動車の部品供給を積極的に展開していきました。関東大震災あたりではGM、フォードの天下となり、そのほか国内は3社を除いて破産・撤退となった為です。鮎川は部品をGMとフォードに供給することで部分的な国産化を目指し、技術力を身につけゆくゆくは国産自動車展開していくという野望を持ちました。

鮎川はダットサンを手に入れて、シボレーなどと競合しない小型自動車を量産する考えて、横浜に土地を購入、機械を200台、切削工具を輸入して、知り合いの技師であるゴーハムを米国に派遣して技術者を招聘して、一気に自動車製造(日産自動車)を作り上げました。ところでこのダットサンについてあまり触れませんでしたので、もう少し触れます。

ダット自動車

技師だった橋本益治郞が竹内明太郎(吉田茂の兄貴&小松製作所の創立者)の助力を得て、1911年渋谷村に快進社を設立。輸入車の組立と自動車修理の業務の傍ら、自動車製造の研究を行います。そして3年後の博覧会にて最高速度32キロ、3人乗の「脱兎号(DAT CAR)」を出品。エンジンを含めた日本の国産自動車の1号車でした。ちなみにこのDATは快進社の出資者である田健治郎、青山祿郎、竹内明太郎の頭文字を取っています。

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この脱兎号完成後、他の業務を縮小して自動車製造に注力し、第一次世界大戦ブームの波に乗りで工場を大幅拡張しました。しかしこれが仇となります。1918年に世界大戦が終了、反動不況。また関東大震災で東京はめちゃくちゃとなり、その隙を狙ったフォードとGMが日本にやってきて、立ち上がり状態の日本の自動車会社は為す術もなく敗北しました。1920年以降は赤字が続き単独での存続が不可能になります。そこで出資者の青山が動き、大阪の実用自動車製造と合併して、ダット自動車製造となりました。こうしてダット自動車は国内3社の内の一つとなりました。

ダット自動車は1930年に小型乗用車を作りDATの息子という意味でDATSON(ダットソン)と命名します。しかし「SON」が「損」と縁起が悪いことからSUN(太陽)としてダットサンに変更しました。1931年には、戸畑鋳物が買収して傘下となり、ダットサンのブランドや製造の大半が自動車工業(後の日産)に受け継がれました。

ダットサンブランド

ダットサンのブランドは大きく、以前は日産より遙かに知名度があり、社名がダットサンだと勘違いした人も多かったようです。1981年に当時の社長であった石原の方針によりダットサンのブランドを順次廃止されました。結構調べたのですが、石原がなぜダットサンブランドを廃止したのかは不明です。このダットサンブランド廃止は多くのファンが納得していなかったようです。

2012年に日産は新興国向けの低価格ブランドとして、ダットサンの復活が発表されてロゴも出しました。2014年からはインドネシア、インド、ロシアで製造されているようです。

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動画のコメントを見たらダットサンブランドの

廃止にキレてるな・・・

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今ではNISSANブランドが当たり前だけど

廃止して30年以上愛されてるブランドもすごいな

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          お前の場合動画投稿をしなきゃ

          1ヶ月で忘れられるのに

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反論できねぇ

 

参考図書↓

書き初め2019

あけましておめでとうございます。昨年はありがとうございました!今年も1年よろしくお願いします。毎年恒例の今年の方針や目標を述べたいと思います。

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方針

しくじり企業に関しては現状のペースを維持。1カ月に本編・Lで1、2本ペースを守ります。これ以上早くしたらネタが尽きるので・・・。

そして今年はいくつか新しいことに挑戦したいと思います。例えばカカチャンネルでいえば企業の歴史にフォーカスしたり名経営者を紹介するなどで、経営系に注力していく積もりです。

もう一つ新しいことはゲーム実況の再開です。YouTubeで新チャンネルを開設してゲーム実況をやります。取りあえずはゆっくり実況でやるつもりです。今月中には改めてお知らせします。

最後にニコ生にももっと力を入れます。YouTubeだとアカウントBANの可能性もあるので大胆なことが言えなかったのですが、「ニコニコだったらBANされてもええわ」の精神でやれるので。ただ動画はYouTube中心です。ニコニコは運営が動画に大して興味なさそうなので、私もニコニコ動画に対しては力を入れるつもりはございません。大きな理由がなければ去年と同様な形でアップする形になると思います。

施策としてはこれらになります。多すぎないか?と思われるかもしれませんが、仕事量の調整の目途がついたのでいけると思ってます。

目標

目標としては急上昇にカテゴリー別で10位以内に入る、チャンネル登録者数は15万人とほぼ今年と同じ位の伸びを目指します!ゲームチャンネルも3万人を目標として、急上昇ランクに載るです。ただ、Youtubeにおいて数字目標に固執するとブランドがブレやすくなるため、前提として面白い動画を作った上で上記目標を目指すということです。

まとめ

おかげさまで、去年は順調にチャンネルが成長して地盤固めに成功しました。仕事量を減らして動画へかける時間を増やせそうです。なので今年はプラスαを作り始めるといった感じで、うまくいけば来年新たな柱にします。

 

今年はプラスαを作ります

ぜひとも応援のほどお願いします

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動画関連の目標はいいと思うんだけど・・・

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          体絞ろうぜ・・・まじで

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久しぶりにあった人みんなに言われるわ

 

体重も落とします・・・。

2018年締めのブログ

2018年も終了して、今年の総括的な番組が始まるとは思いきや「平成最後」と銘打って平成のまとめ的な番組が多いですね。平成が終わるのは来年なんだからその時にやればいいのに・・・と思う今日この頃。

さて今年総括を書きたいと思います。

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経済の転換期だった

今まで上昇基調だった経済に折り返しが見られました。新年早々はれのひが晴れ着レンタルの会社が成人式当日にバックレるという前代未聞の事件を起こして、そのまま破綻しました。またコインチェック仮想通貨NEMが不正流出して、そのまま仮想通貨全体の信頼が下がり、価値を下げることになり、波乱のいち年を暗示してたのではないでしょうか。仮想通貨はそのままどんどんと下がりビットコインの価値は昨年230万円台だったのが、現在では40万円代に下がり、当時億り人となって笑いが止まっていなかった人々は、今年1年で笑えない事態になった思います。

さらには三菱マテリアル、自動車業界、ヤマト、KYBなど大企業が次々と不祥事が発覚して、毎月のようにスーツ姿のおっさんが記者会見を開いて謝罪する姿が見受けられました。

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世界でもGAFAの一角であるFacebookがデータ不正利用が大きな話題となり米国の上院公聴会でザッカーバーグなどが証言を求められる事態になりました。これをきっかけかどうか不明ですが、上昇基調だったGAFAの株価も下落し始め、成長性が疑問視されるようになりました。さらには世界経済の中心となっているアメリカ、中国との貿易戦争で経済収縮の懸念が起きて世界の株価全体が下がりました。

そして11月には国際派のカリスマ経営者として有名なカルロス・ゴーンが逮捕されて世界に衝撃が走りました。

 もちろんネガティブなニュースだけではないですが、好調だった経済が下落基調に折り返したという印象を受けました。この変化の時代こそ試されるのは自身の能力だと思います。

動画制作について

私はニコニコ動画とYoutbeで動画配信をしております。ただ今年はニコニコ動画はほとんど力を入れなかったというのが正直な部分です。ニコニコはオワコンと言われておりますが、私自身もそう思っております。ニコニコのフォロワー数は0.9万人から2.2万人に増えて、Youtubeのチャンネル登録者数は1.6万人から8.2万人に増えました。この飛躍的な伸びはYouTube全体の伸びが大きくその波に乗れたと思います。

今年は企業関連の動画に注力して自分のチャンネルのブランドを築けたと思います。ただ、アイコンやチャンネルヘッダーを変えようと思いながら1年経ちますが変えられておりません。コンテンツ作成に注力してましたが、もう少しそこらへんのブランドイメージをきちんとすればよかったと反省しております。

ブログについて

さぼりがちなブログになってしまいました。当初サブチャンネル代わりに使おうと思ってたのですが、思った以上に文章を書くのに手間取って、結果作るのが面倒になってました。継続していく方針ですが、今後の運用方法についてはまた年明けの書き初めに書きたいと思います。

 

ことし一年本当にお世話になりました

昨年に引き続き飛躍の年になりました

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世界経済の低迷が叫ばれてるが、

今まで上がりすぎた感があるからな

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          そこでしくじった投資家たちを見て

          きゃっきゃしてるのが楽しい・・・

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お前本当にクズだな

↓投資家の事例

www.youtube.com

投資家さんにとって来年は良い年でありますように・・・。

社長として見たMEGWIN

ブログのコメントで「MEGWIN TV」が炎上している件について意見を聞かせて欲しいという見つけたのでそれに答える形で書きました。

私はMEGWINさんの動画をあまり見たことがないので、あくまで客観的な意見と会社としての体裁について書きます。

 

概要

MEGWINさんが中心となって活動しているMEGWIN TVというチャンネルが炎上しました。中心メンバーだったファルコンさんとメテオさんがMEGWIN TVを退職したことに端を発しました。二人は動画をアップロードして、「辞めるように仕向けられた」、「無駄な仕事をひたすらさせて精神的に追い込まれるようなことを指示されてもう無理だと思った」、「MEGWINは自分たちを「動画のためのコマ」としか考えていない」、「「MEGWIN TV」は動画の作成の禁止事項が多すぎておもしろい動画を作ることが困難だった」、「集中して動画を作れる環境ではなかった」など心情を吐き出しました。さらにはTwitterでも状況をtweetしておりました。

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MEGWINの動画

それに対して当のMEGWIN氏はMEGWIN TVに動画をアップしました。同日にアップされた動画は原点回帰で自身がチャンネルを再構築をするという動画でした。しかし動画は荒れて結果低評価が9.3万となってました。

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MEGWIN TVは翌日も動画を投稿。今度は打って変わって編集なしで重苦しいもの変わった。サムネイルもふざけた形ではなく頭を下げる形です。しかし内容は説明動画。「彼らの主観も入っているので事実かどうかわからない状態で批判をもらっている。」「争う気はないのでこの情報に関して開示をしないし、訂正もしない。」ということ。ここで謝罪がないことやメンバーは正社員だと切り離したなど、突っ込みどころ満載で、炎上しているところにガソリンがまかれた形となりました。

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さらに翌日感謝と謝罪ということで動画を投稿。今回は個人の意見として、感謝と謝罪を述べ、さらに円満退社であることを強調しておりました。

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現状の分析

 お互いの言い分を合わせてみると、わかっていることは「正社員だった」「自主退職した」「お互い認識が合っていない」のみでしょうか?

本人のTwitterではMEGWIN TVで使っていた名前をそのまま利用すると法的措置を講じ、また挨拶の動画も作らせてくれないということでした。言っていることが本当であれば円満退社と言い張るのは難しいと思います。

社長としてのMEGWIN

本人達は経済的に厳しい状況に置かれているといっている。動画をいくつか見てみましたがマジでお金がなさそうで、動画撮影もスマホでやっているということでした。いつ潰れるかわからない先が見えない会社で、苦楽をともにした社員に対して人並みの給与を渡せないというのは社長としてどうかと。

本人達はMEGWIN氏の人格を否定する発言を行いましたが、下手をすれば訴訟沙汰になる可能性がある発言なので、相当鬱憤がたまっていたのでしょう。意味のない仕事を与えるなど辞めるように仕向けたということが本当であればブラック企業の常套手段ですね。MEGWIN氏が否定をしないということであれば思い当たる節があるのだと思います。

今回の炎上についてMEGWIN氏の社長としての対応は酷いと言わざるを得ないと思います。企業として炎上沈下で一番有効な手段として、事実の確認と謝罪と対応策です。MEGWIN氏は事実を開示するでもなく、「社員が退職をした」だけではあまりに顧客(視聴者)は納得しないでしょう。また翌日に謝罪の動画を別でアップしたのも悪手です。事実かどうかはわかりませんが、普通の人が見れば「言われて謝罪と感謝した」と受け止めます。また発言も薄く、コンプライアンス等の単語を使っておりますが、本人が理解せずに出している感じを窺えました。

業績の悪化により社員をクビにせざるを得ない状況はもちろんあるかと思いますが、創業期から貢献してくれたにも関わらず、給与も満足に与えていなかった社員に対して退職を促すのはあまりに道理に反していると思います。給与の未払い問題はないかもしれませんが、長時間労働で時給にすると最低賃金は下回っているのではないでしょうか。ただ本人達が証拠を残して訴えないと事実かどうか確認するのは難しいですがね。

 

予想以上に過酷な環境っぽそうだな・・・

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社員で法的には問題ないと言ってはいるが

話しを聞く限りでは怪しいなぁ

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この二人には幸せになってほしいわ

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ベンチャーではよく聞く話ですが、こういう社長に未来はないと思います。

ちなみにMEGWIN氏の会社はYouTube運営代行サービスのようですね。(笑)

seego.jp

PayPayの100億円キャンペーンは効果あるのか?

PayPayのキャンペーンを実際使ってみて結構良いという感想を持ったのですが、このキャンペーンの効果について考察しました。

 

 

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最後発サービス

PayPayは電子決済サービスとしては最後発で、2018年10月に開始としております。既に楽天ペイやLINE Payなどが存在しており、勝たなければなりません。楽天ペイやLINE Payはグループの顧客を抱えることができるので優位性があるはずなのですが、いまいち話題になりませんでした。理由としてはSuicaなどのNFCによる既存サービスが存在していて、QRコード決済のメリットがありませんでした。NFCにより利用をしていない人はおよそが現金主義の人だと思われます。一般的ではないし、決済手数料も発生しますので加盟店側も導入を躊躇します。それらを覆してPayPayを普及させるには100億円キャンペーンは非常に効果的でした。

認知と利用

まずこのキャンペーンは広告として大きな役割を果たしました。最後発のサービスにも関わらず前述したLINE Payや楽天ペイなどのサービスより認知度が上がったのではないでしょうか?40人に1人に全額ポイントバックなどで話題を作り、Twitterではポイントが還元された報告が挙がります。その結果PayPayはトレンド入りして認知度を上げました。これは広告効果としては絶大です。

他にはPayPayを実際にインストールしてアカウントを作って貰えた効果がありました。2018年8月時点でのある調査では、楽天ペイ・LINE Payの認知度は楽天ペイ65.1%、LINE Pay59.7%。利用率は楽天ペイ12.9%、LINE Pay5.9%でした。

ecnomikata.com

「認知度」は上げても実際の「利用」へと引き上げるのが相当難しいことがわかります。逆にサブスクリプションのビジネスモデルでわかるように一度使って貰えれば継続的に使ってくれる可能性が高くなります。このポイントバックはもれなく適用されるので今まで使ってなかった人手でも興味がわき利用しようと思います。多少アカウント作成やチャージ・クレジットカードの紐付けが面倒でも目の前に餌がぶら下がっていれば前に進みます。いつ終わるかわからないようなキャンペーンであればなおさらです。

このキャンペーンは消費者に認知、利用まで引き上げることができたので、その効果は非常に大きいと思います。

店舗側のメリット

出店企業側にもこのキャンペーンの影響は大きいです。このキャンペーンにより需要を掘り起こしました。20%のポイントバックを100億円分ということですので、500億円分の売上に相当します。12月4日にキャンペーン開始ということですが、ここにも大きな意味が考えられます。多くの企業や公務員は12月5日~10日あたりが冬のボーナス支給日になるため、財布のひも緩みきっており、親はクリスマスプレゼントを購入しなければなりません。さらには年末で利益を出した企業や個人事業主などはある程度節税のためにものを購入しようという気になります。ここで実質2割お得になるキャンペーンを打ち出せば効果は大きいです。逆に言えば加盟しなかった企業は大きくフリになります。大手家電量販店でPayPayに参加しなかったヨドバシカメラの今月の売上がどのような影響を与えたかが見物です。

今度は店舗側が100億円争奪?

今回のキャンペーンで手に入ったポイントは1月10日あたりに付与されるとのことですが、このポイントの争奪が店舗側で行われるのではないでしょうか?100億円のポイントが一気に付与されるます。現在ではもらったポイントを利用できる店が少ない為PayPayに利用できるということで売上を伸ばすチャンスがあるかもしれません、これらが利用店舗の拡大させるきっかけになるかもしれません。

キャッシュレス決済の行方

まとめると100億円キャンペーンで認知・利用されるようになる→利用店舗も拡大→市場制圧というストーリーを描いているのではないでしょうか?今後は政府もキャッシュレス決済を推進しており増税対策としてキャッシュレス決済に対して5%還元を検討しており、ますますキャッシュレス化が進むと思われます。

www.nikkei.com

経済産業省は2015年の国内のキャッシュレス決済は20%程度で、2027年には40%を目指す方針です。市場を制圧をして数十兆円にも及ぶ決済に関わることができればすぐに今回のキャンペーンの投資を回収できます。さらに現在中国で利用されているAlipayのアプリは様々なサービスに紐付くプラットフォーム的な役割を持ち合わせております。ソフトバンクやヤフーは日本国内で同様なポジションを狙っているのではないでしょうか?

 

楽天ペイとか認知してたけど使おうとは

思わなかったな~

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この市場を制すれば購買情報とかも握れるからな

あの孫さんが力を入れる理由がなんとなくわかるな

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           お前の購買情報取得して

           開示したらどうなるかな~

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ポイントバックするから暴露するのやめて

 

PayPayの100億円キャンペーン 使ってみた結果・・・

また買ってしまった・・・。

PayPayとは?

「PayPayの100億円キャンペーン」普通の人でもこのキャンペーンを知らない人は多くないと思います。PayPayはPayPay株式会社が運営するQRコード決済サービスです。非接触型のNFCとは違いバーコードを読み取って貰ったりQRコードを読み取り数字を打ち込むという必要があります。

paypay.ne.jp

QRコード決済のメリット

中国ではAlipayや微信支付というので現金支払いより一般的に利用されていると言うことです。現在使われているSuicaなどの電子マネーより店舗側の導入が楽で1番簡単な方法だとQRコードを貼るだけで済みます。

驚異の100億円キャンペーンとは?

PayPay株式会社は12月4日より100億円上げちゃうキャンペーンを始めました。PayPayで購入すると20%のポイント還元するというサービスです。なんと気前が良い。折角なので実際に使ってみました。

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youtu.be

利用方法

まずはアプリをダウンロードしてインストールします。インストールしたあとにアプリを起動すると新規登録として、電話番号とパスワードを入力。別途パスワードをかけることができるようですが、なしでも起動できます。SMSで認証コードが送られてくるので入力すると早速使えるようになります。

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入ると500円分のポイントが既に付いてました。起動時は上の画面なりすぐに支払い用のバーコードを提示でき、シームレスに決済ができます。

次に支払い方法の設定をします。支払い方法は銀行口座に紐づけてチャージする方法。クレジットカードが苦手な人や使えない人向けのようです。この方法でチャージしてみようと思い銀行を選択しようとしたところ、なんと三菱UFJ銀行が使えない・・・。主に三菱を除いたメガバンクと地方銀行+ジャパンネット銀行が使えました。提携している銀行は少ないのでは?とりあえずクレジットカードで登録をしました。クレジットはVISA、Masterカードが対応しており、JCBは非対応・・・。どうやらPayPayの残高が少ないとクレジット決済を自動で選択するようです。

いざビックカメラへ

これを使って早速購入。この100億円キャンペーンは残額がいくらになっているか不明なため、早めに使用したほうが確実でした。早速ビックカメラに足を運びました。ヤ◯ダ電機も使える?知らないですね・・・。

やはり皆さん考えることは同じで、一番お得感がでるのは家電量販店です。最初の土日のビックカメラはすごく混んでいたようです。上から下まで見て、購入したのはカメラのレンズ。ちょっとどうしようかな?と考えていたものだったので、この機会に購入。どうやら一部では値段がつり上がっているようなものがあるとの噂があるので、確実におススメできるのはあまり安くならないゲーム機やアップル製品だと思います。あとはカメラのレンズもなかなか安くはならないのでおススメだと思います。

決済はNFCより少し面倒?

平日なので、レジは特に混んでおりませんでした。手順は以下の通り

  • ビックカメラの場合は用意してあるQRコードを読み込む
  • 自分で金額を入力して決済
  • 決済後の画面を店員に見せる
  • 店員が決済番号をレジに打つ(ビックカメラだけっぽい?)
  • 3万円以上の決済は身分証明書の提示を求めらる。免許証を提示すると特に番号を控えることなくそのまま返されました。

実際に使ってみると現金を下ろす必要のある現金と比べると結構楽ですね。クレジットカードを必要とせずにスマホだけで決済できるのがメリットです。しかしNFCの方がやはり便利です。当てるだけで決済できるのに比べればスピードは全然違います。けれどもPayPayはキャンペーン終了後でも0.5%のポイントがつくので、ポイントを貯めるのであればこちらの方がお得です。

店舗側は導入がしやすい

最も大きいメリットは店舗側にあると思います。キャッシュレス決済は店側の初期費用と手数料決済が高くて店が敬遠しがちでした。他にも偽札が少ない日本の場合目に見えるメリットが少ないためキャッシュレス化が遅れました。PayPayの場合は店舗導入は店側の負担は小さく済みます。このPayPay効果で日本でもキャッシュレス化が進むのではないでしょうか?

paypay.ne.jp

ちなみにカメラのレンズとフィルターを約10万円で購入しました。その結果

  • ビックカメラ基本ポイント+8%(非現金のため)
  • ビックカメラクーポン+3%
  • PayPayキャンペーン+20%
  • 合計:31%のポイント還元!!

ですのでビックカメラとPayPayで合わせて3.1万円分のポイント還元を受けることができました。ポイントは審査を経て来月10日ぐらいに付与されるようです。ちょっとしたお年玉ですね!

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な、なんでも20%還元だと!?

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乗るしかねぇこのビッグウェーブに!

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キャンペーンは終了したようだか

新たなキャンペーンの噂もあるようだからチェックしような

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明日はこのPayPayのキャンペーンをビジネス面から考察したいと思います。

RIZAPと負ののれん

今回はRIZAPニュースの続きです。

 

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ライザップHPより

 

www.cakaricho.com

RIZAPはM&Aを続けて事業を拡大し利益を積み増してきましたが、急に赤字に転じました。この利益の積み増しの実態はM&Aが成功して事業で利益が出たという意味ではなく、負ののれんによる利益の積み増しでした。

 

負ののれんとは?

一般的な企業買収の場合、その企業を純資産に将来的な利益を見込む為プレミアム(+α)が発生します。そのプレミアムがいわゆるのれん代となり、数年に渡って費用化します(国際会計基準では費用化しません)。RIZAPの場合はのれんの逆が発生しており、企業を純資産より安い価格で購入しておりました。この純資産-買収金額の差分が「負ののれん」となります。この負ののれんは利益となり、一括で計上します。この負ののれんは会計的な処理(テクニック)なので実際にキャッシュが生まれるわけではありません。

RIZAPの負ののれん

RIZAPはこの負ののれんが異常に多く、前回お話ししました前期のRIZAPの営業利益は135億円、この内87億円が負ののれんによるものです。その前の期は102億円の内58億円と平均で利益の6割が該当します。実態を反映すると言われるキャッシュフローを見ると、営業キャシュフローは+8760万円しかないという状況で、売上が1000億円以上の企業としては少ない気がします。
この状況からか多くの人はM&Aは負ののれん目当てで買収を行っているのでは?ということが指摘されるようになり、見せかけの利益で業績を嵩上げすることが目的ではないかなど噂されるようになりました。

負ののれんで子会社の上場廃止を回避

この負ののれんをフル活用した事例として、RIZAPグループの子会社である夢展望の事例です。夢展望は債務超過となっており上場廃止間近でしたが、ニッセンHDの子会社であるトレセンテを1円で買収して負ののれんを計上し上場廃止を回避した事例がありました。

連結及び個別の債務超過解消(見込み)のお知らせ

更に夢展望はニッセンからトレセンテに対する貸付債権を1円で購入(恐らくはニッセンは貸倒として処理していると思われる。)。そしてトレセンテはRIZAPの連帯保証をつけてもらった上で銀行からの借入を実施。その借入を原資にして夢展望に対して返済。夢展望は1円で購入した債権なので、差額を利益として計上しようとしました。結局この利益計上は監査法人からの指摘により中止にしたようです。この手法は実際に見れば会計上のテクニックであって、全体的に見れば借入が増えただけに過ぎません。RIZAPグループはこういう手法を実施しているところからどうもきな臭さを感じます。

負ののれんが成長の原資に

 RIZAPはこの負ののれんを2016年から、業績予測に織り込む形となっていたようです。つまり負ののれんありきの経営を行うことになります。しかし子会社の業績回復が思ったほどうまくいかず事業は赤字となり、M&Aを凍結、負ののれんを計上することができなくなり、グループ全体の赤字予測に繋がったようです。負ののれんなどはあくまで会計の実務上の処理なので、実際稼いでいるわけではありません。RIZAPのM&Aが見せかけの利益を増やそうとするのが目的だとすれば今後は相当厳しくなると思います。

安いのにはわけがある

1円で買収できる企業などの負ののれんが発生する企業は相当な問題を抱えている企業なのは目に見えています。通常、事業で赤字が出れば対策を講じます。その上で、万策尽きたので1円などの安値で売却することになりますが、そんな企業を続けざまに買収するとなると相当なリスクを抱え込むことになります。RIZAPは平気でそんな企業を増やしていったのは経営を甘く見過ぎているのではと個人的に思いました。
現在は松本さんというストッパーがいるので、今後好転する可能性もあるかもしれませんが、注視していきたいと思います。
RIZAPは典型的な業績を
大きく見せたがりだったのか

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元カルビーの松本さんのおかげで止まったみたいだな

これからどう変われるかが見物だな

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          他人よりまず自分のボディメイクを・・・

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そのギャグはしゃれになってねぇぞ

 

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