オロドウ日記

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上期は本気を出していない大手ゲームソフト会社決算 2016年09月

どうも係長です。

前回の任天堂とソニーに引き続いて、大手のソフト会社をピックアップ。

 

スクウェア・エニックス

売上高106,347百万円、営業利益11,115百万円

計画は据え置かれている。

スクエニは、なんとか上期の9月30日にスクエニの社運をかけたファイナルファンタジー15(以下FF15)の発売を目指したが、あえなく遅れが生じ、11月29日に変更。それにより上期の売上はかなり下回った。発表から10年になるので、もはやそこまで影響がないというユーザーが多いのではないでしょうか?

ここの会社はゲーム開発費となるコンテンツ制作勘定は47,200百万円と過去最高となっている。恐らくはFF15の費用がいくらぐらいかが注目。決算期の数字をチェックする必要があると思います。

上期はHDゲームではドラゴンクエストヒーローズ2ぐらいであり、ヒットマンやデウスエクスは一部の発売となっている。下期はFF15を筆頭にニーア、キンハー2.8など期待の大型タイトルも多く、下期のほうが重要度が高い。

ここの会社のすごい所は安定した収益基盤を築けたところ。FF14とドラクエ10を中心としたMMOとミリオンアーサー、星のドラゴンクエストなどのスマホ・ブラウザ向けゲームを安定稼働させたことによって収益自体も安定している。

特にスマホアプリは動向を見る限り、FFとドラクエの冠をつけたものは別にして小さなプロジェクトを矢継ぎ早に出して売れないものは捨てて、あたりは残していくという戦法をとっているように思われる。

下期は松田社長が就任されて以降初めての大型ナンバリングタイトルの発売。その結果に注目。

カプコン

売上高28,676百万円、営業利益1,715百万円、純利益405百万円

カプコンは大型タイトルの発売がなく、下期に集中させたため、前期に比べて下がっているとのこと。

その大型タイトルとはバイオハザード7(目標400万本)、デッドライジング4(目標200万本)、モンスターハンターダブルクロス(目標200万本)など一気に攻勢を仕掛ける模様。特に、バイオ、デッドラは海外比率の高いIPの為、今期は国内より海外の販売本数の方が多くなる見通しのようだ。

上期はカプコンにとって変換期。自社のコンテンツをマルチ展開を積極的に行って、シナジーを狙う模様。更に囚われのパルマなどの腐女子向けコンテンツも好調の模様。これまでアプリ系は課金にこだわったブレスオブファイア6を筆頭にヒットにめぐまれなかったため、大きなニュース、BASARAとともに腐女子向けコンテンツに力を入れそうです。

カプコンは経営管理能力が高いので、大ゴケする可能性は低いが、利益基準で物事を決めるため、資本効率が悪いコンテンツを積極的に展開する可能性は少ない気がします。ワクワクする企業とはいえなくなりました。

コナミ

売上高1,014億円、営業利益170億円、当期利益122億円

前年同期にはメタルギアソリッドVファントムペインも入っていたのもあるが、ゲーム事業はむしろ売上が増えている。スマホのパワプロやウイイレが堅調との事。恐らく今後のコナミはコンシューマーゲームは生かさず殺さず、ブランドを利用して稼いでいくのでしょう。

今後は上記のノウハウを活かしたゲームの実況パワフルサッカーや、世界中のファンにケンカを売りに行ったMETAL GEAR SURVIVEなども控えているので、ある意味今後の動向に注目が集まります。

任天堂、ソニーも含めて大手は大型タイトルを下期に投入するから、

下期は大激戦じゃねーか

海外に強いカプコン、安定した収益力があるスクエニ

それぞれ強みがあるな    

 

もう、15年やってたウイイレもやらなくなったからどうなってもいいよコナミは・・・。

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