オロドウ日記

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AI・機械は敵か味方か

前回の機械が仕事を奪うことについての続きです。

blog.cakaricho.com

 機械は人間を超えるのか?

結構前から議論されていたことですが、機械が本当に人間を超えるのか?という議論がありました。随分前にチェスの世界チャンピオンにAIが勝った事例がありました。ニコニコ動画では将棋電脳戦でプロ棋士とコンピュータ将棋ソフトウェアで対戦するのがあります。以前はチェスに比べて将棋の方が難しく、コンピューターでは勝てないとされていたが、結果は勝ち越しております。一部の分野では人間が機械に勝てる状況となりました。2045年には汎用人工知能が出現して、人間の脳の限界点を超えて技術的特異点(シンギュラリティ)になるのではという話しも出ております。

 ホテルのコンシェルジュなどの万能性を求められるものは機械が最も苦手なものであり機械に取って代わることは難しいとしているが、コンシェルジュの動きをディープラーニングで学び取り、数十台のコンシェルジュの機械が学習を繰り返してビッグデータとして蓄積して分散処理すれば人間を超えるコンシェルジュが生まれる可能性もあります。

機械にも限界が近づいてる?

果たして本当になるのかという疑問はある。ハードの制約が発生するのではと思う。ムーアの法則という2年毎に2倍の性能になるという法則がありますが、これが2021年には崩壊するという予測がされていて、既存の法則通りでは演算能力がこれまでの成長が見込めなくなり機械の成長も止まる可能性があります。

機械ができることには限りがあるのか?

ヤフーのCSOの安宅氏はAIに対して日本人は過剰被害妄想だとおっしゃっております。

www.businessinsider.jp

日本人はAIをドラえもんのような人間のようなものをイメージしすぎていると語っている。確かにその通りです。AIは人間のように五感を働かせて行動はできずあくまで情報の整理だと記事で書かれております。これは機械を含めても同じことがいえると思います。人間に出来ないことが機械ではできるようなこともあり新しい価値を生み出せます。また逆もあり人間にしか出来ないことも多くあります。

利用するか敵対するか

以前人間の仕事を機械が奪うということを書きましたが、奪われれば新しいことをやればいいのです。むしろその機械を利用して新しいことにチャレンジすることができます。大半の仕事は完全に機械だけで行うことが難しいのでその機械を利用して今までの何十倍の生産性を向上させて自分の価値を高めることも可能です。IT革命の際に事務員がいらなくなるという危惧がありましたが、実際は減りはしましたが今なお多くの事務員は存在します。それ以上に新しい産業が多く増え、人々の生産性は格段に上がっております。AI・機械に対抗するのではなく、AI・機械とどう付き合っていくか、どう利用していくかが重要だと思います。

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