先日もお伝えしたとおり、動画アップしました!
【ゆっくり解説】しくじり企業 Chapter11 ~リーマン・ブラザーズ~後半
史上最大のしくじり企業のリーマン・ブラザーズ後編です。今回は情報の整理にかなり苦労しました。
んで今回は補足としてリーマン以外にスポットをあてたいと思います。
金融業界が悪いのか?
YouTubeのコメントとかで時々返しておりますが、この世界的な金融危機の原因は米国式資本主義の膿そのものだと思っております。
日本だとリーマンばかりスポットが当たっておりますが、リーマンと同じく他の投資銀行たちは同じく経営が苦しかった状態です。特にベアー・スターンズはリーマンショック前に破綻しており、メリルリンチもリーマンショックとほぼ同時に救済買収されております。この原因はサブプライムの問題と高いレバレッジの影響によるものです。
ですがこの危機は投資銀行だけによるものではありません。サブプライムローン問題では住宅ローン関連の金融機関や、サブプライムローンを含んだCDOに対する格付けを行った格付け会社も大きな問題になりました。住宅ローンの金融機関はずさんな審査と説明に不動産価格は上昇を続けて、現物がある超安全で確実な資産とうたい、住宅ローンを確実に増やしていきました。貯金、信用がなくても住宅を持てると言い続け、ローンに対する理解も無い状態常軌を貸付を続けました。住宅ローンの関係者は高額なボーナスをもらい、その後についてはなにも音沙汰がないのが怖いです。
格付け会社は自身の収入を得るため、AAAを乱発しました。その後金融危機が起き、米国上院下院の格付け会社CEOの証言では「これは単なる意見」と口をそろえて放ちました。その意見には何億ドルの投資に影響するということを知った上での発言だと思います。一つ疑問ですが、なぜこのレバレッジは高くなったのか?
政府が悪いのか?
動画ではお伝えしませんでしたが、この一連の流れで大きな影響を持っていたのは政府やSEC、FRBです。
そもそもこの銀行のレバレッジに対して規制がかかっておりましたが2004年に緩和されました。専門家が扱っているのであれば規制など必要ないというのが政府の見解で、これにより先物取引の規制も撤廃されました。このレバレッジ規制の撤廃の働きかけは後の財務長官になり、当時ゴールドマン・サックスCEOヘンリー・ポールソンです。このポールソンはCDSの規制禁止も支持しました。ゴールドマン・サックスはAIGと行っていたCDSで大儲けしました。AIGの救済で1500億ドル以上の税金が使われて、140億ドルはゴールドマン・サックスへ流れた言ったとも言われております。
金融機関は政治家に対して他業種では考えられない多額の政治献金を行っており、1998年から2008年までの間で50億ドルとのことです。
知識人が悪いのか?
さらには知識人で政治にも影響を持つ大学側を引き入れました。これにより経済学会は規制緩和を提唱し続け政策に影響を与えました。規制緩和を唱える大学の教授は顧問で大金を稼ぎものが多かったと言われております。
まとめますと金融業界ももちろんですが、政界、経済学会を含めて金融危機を起こしたと思っております。これらの人々は法的にはなにも問題がないのですが、逆に問題がないのが問題だと思います。一つ補足させていただきますと下記のドキュメント映画を見ての意見です。多様な意見を聞けたらいいなと思ってますのでコメントよろしくお願いします。(宣伝)
出て来るやつ全員がク◯野郎じゃねーか
これらが真実だったとしても
金融業界が全員悪とはいえないけどな
ところで政治家に口利きってどうやるのかな?
お前絶対ろくでもないこと
考えてるだろ
やっぱ政治家に頼ると融通聞くのかな?