どうも係長です。
- キングスレイブファイナルファンタジー15とは何か
- ファイナルファンタジー (映画)とはなにか
- ファイナルファンタジー(映画)の功罪
- キングスレイブファイナルファンタジー15の感想は
- 概ね好評だが興行的には爆死?
- FF15を実際にプレイしてみた上での感想
7月30日にキングスレイブファイナルファンタジー15(KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV)を見に行きました。本当はもっと早く見に行きたかったのですが、時間がなくてこんな時期になりました。
キングスレイブファイナルファンタジー15とは何か
ファイナルファンタジー15(FF15)の主人公であるノクティスの父である国王レギス側の視点の物語。アナザーエピソード的な立ち位置なのかな?
スクウェア・エニックスはスクウェア時代に作成した映画「ファイナルファンタジー」以来15年ぶりとなるFFの映画。フルCG映画で115分の大作。過去のFF映画を鑑みても広告宣伝的な役割を担っている。主演の綾野剛、ヒロインの忽那汐里は声優初挑戦というなんとも、地雷フラグが乱立している。昔のFF映画のイメージが払拭できない自分がいる。
ファイナルファンタジー (映画)とはなにか
先ほど言ったファイナルファンタジー(映画)とは2001年に公開された世界初フル3DCGのSF映画。FFの生みの親である坂口博信氏が中心となって作成された。なぜかSF映画となっている。
ストーリーは謎の地球外生命体が侵略してきたが、物理攻撃が効かないチート野郎。シド博士がその侵略者を無力化させる波動を発見したから、一緒に研究してた女科学者がこの波動で世界を救おうというストーリー。
FFとの関連性は当時坂口が好きだった「ガイア理論」をテーマに盛り込んでいるところだったのだが、多くの人はどこにファンタジーが存在しているのだろうと考えさせられた作品だろう
ファイナルファンタジー(映画)の功罪
このの映画以降スクエニ時代を含めてファイナルファンタジーの関連映画はキングスレイブまで出していなかった。その理由は記録的な興行的失敗。あまりの興行的失敗によりギネスブックにも載ったほど。
制作費は当時1.37億ドル(157億円)もかけて制作されたが回収は0.85億ドルという散々な結果。当時、世界でも屈指のCG技術を持っていたが、時代が早すぎたと言わざるを得ない。機材を揃えるのにも大きな投資をした結果ではあるが、あまり回収できず、スクウェアは130億円もの特損を計上。
別にアニメも放映していたが、打ち切らる処置を取らざるを得ないほど。スクウェアの経営の重要な変換点となった。ソニー・コンピュータエンタテインメントなどが資本参加し、エニックスとの合併の遠因ともなった。
しかしながら初のフル3DCG映画という大きな足跡を残したのも事実だ。多くのCGクリエイターにインスピレーションを与えたと言われている。
キングスレイブファイナルファンタジー15の感想は
そんな地雷のフラグを乱立させられたキングスレイブはどうだったか。
スクエニやるじゃねーか!
良かったところは実写映画のようなCG技術。背景も実際にあるようなリアルなCGだが建造物の一つ一つが作りこまれており、近代的な町並みもあると同時に幻覚な建造物も存在しているが違和感なくマッチしている。ストーリーはテンポよく、かつ敵味方の駆け引きが楽しい。戦闘も大規模戦闘からタイマンの戦いを含めてスタイリッシュかつド派手なアクションで飽きさせなかった。魅力的なキャラクターで、全員実写のように表情が変化していてすごかった。綾野剛さんの演技も決して上手なわけではないが、周りの大御所声優達が多い中、違和感なく見れるほど良かった。以下他の人の感想
キングスレイブ ff15 のメインテーマ下村陽子さんなのか… いいぞ~これ
— スコッティ卿 (@aetocs) 2016年7月10日
キングスレイブ、すごく良かった!人の造形以外も含めて、不気味の谷なんて過去のものなんだなって思った。ファンタジーとリアリティーの融合がとにかく熱かった。
— Ag+ (@Atelieriji) 2016年7月9日
キングスレイブ、すごく良かった!人の造形以外も含めて、不気味の谷なんて過去のものなんだなって思った。ファンタジーとリアリティーの融合がとにかく熱かった。
— Ag+ (@Atelieriji) 2016年7月9日
キングスグレイブ、FF15がどうとか、FFがどうだとか関係ない。1本の凄まじく面白いCG映画としてとにかく見て欲しい。BD発売まで観ないとか勿体無い以外の何者でもないし、こんな恐ろしい出来した映画今見ないでどうするのかと。他に替えのきかない、恐ろしい出来のCG映画。 #FF15
— すずき鮭@夏コミ2日目東リ17a (@promacia) 2016年7月9日
あの時観たかった、剣と魔法が火花を散らし、飛空艇が飛んでいて、クリスタルが重要なキーワード・・・そんな映画FFが15年経ってやっと叶った映画だと思うので、あの時失望した人程この映画を観てほしい。本当にあの日期待した「映画版FF」だと思うのよ。 #FF15 #KINGSGLAIVE
— すずき鮭@夏コミ2日目東リ17a (@promacia) 2016年7月9日
悪かったところは、展開が早いので事前にバックグラウンドを掴む必要あり。アクションシーンはアップが多く切り替え激しいので目が疲れる。そしてなによりも悪かったところはヒロインの忽那汐里は棒過ぎたところだ。いくら周りが良くても一人がおかしいだけと浮いてしまい、現実に戻された。
キングスレイブ 綾野剛は違和感なかったが忽那汐里が棒過ぎた
— komusou@FF14/VAPE (@komusou2) 2016年7月10日
アプローチの仕方に問題があったという意見も。綾野剛さんは声優からのアプローチ、忽那汐里さんは英語版を参考にしたのでは・・・という意見も出てた。
綾野剛の努力が逆に忽那汐里棒を際立たせる結果になったと思います。
概ね好評だが興行的には爆死?
評価は高いキングスレイブだが、興行的には失敗ではないかと言われている。
初週土日の興行収入が3,551万円となり、爆死なのではないかと言われている。
しかしながら44スクリーンでの小規模の上映であれば妥当、むしろ健闘しているのではという意見もある。その後は順調に伸ばして、興行収入1億円突破した模様です。元々宣伝用であるからそこまで興行収入を期待してないのかも・・・。
見れるチャンスがある人は是非見に行って欲しい。映画的にも良く出来ている。下手なアメコミ映画より重厚感があって面白いと自分は思っている。FF15のゲームに興味がある人、購入予定者も是非見に行って欲しい。
FF15という世界観やストーリーが理解できるし、主人公たちがこれから背負うものの重さが十二分にわかり、ゲームに対しての入り込みが全然違うと思います。
スクウェア・エニックスにとって今回のキングスレイブファイナルファンタジー15は過去のFF映画の呪縛を断ち切る作品になったのでは?
早くあの世界をVRで体験したい・・・。
FF15を実際にプレイしてみた上での感想
実際にFF15をプレイしてみてこの映画に対しての感想ですが、騙された感が非常に強いです。王都でプレイできるかと思ったらほとんど寄ることもできずにストーリーが展開される。
キングスレイブはFF7で言うとミッドガルパートといえます。FF7のミッドガルはストーリーの序盤に近未来的な物語な世界観を演出して、ミッドガルが脱出してからが本当の旅になりました。
あの世界観は今後DLCで遊べるのだろうか・・・。