ついに来たかという感じですね。
2018年3月来業績
任天堂は4月26日に18年3月期の決算を発表。
売上高:1.05兆円(+115.8%)
営業利益:1775億円(+504.7%)
経常利益:1993億円(+295.8%)
純利益:1395億円(+36.1%)
期首の予測と比較すると、売上高は0.75兆円、経常利益は600億円予測でした。固めの予測をしていたとも言われておりましたが、ここまでいくとは多くの人が思わなかったでしょう。ニンテンドースイッチの好調を受けて大幅に上方修正。ハードは1505万台となり、スーパーマリオオデッセイが1041万本、マリオカートが922万本、スプラトゥーン2が602万本となって、ソフト全体で6351万本販売。
ニンテンドー3DSもソフトはポケモンウルトラサン・ウルトラムーンなどが好調でソフトウェア全体で3564万本と数字は立派ですが、前年の5508万本から大きく下げています。任天堂携帯機の外さないキラータイトルのポケモンをスイッチで販売することを発表していることから、主軸をスイッチに移行させると考えられます。
今期予測
今期はマリオテニスエース、大乱闘スマッシュブラザーズを主軸にし、オンラインにも力を入れ、売上高を1.2兆円、経常利益を2300億円と今期をさらに上回る予測を立てております。
まー要するに、任天堂は絶好調、来期はもっと上を目指すということですね。
社長交代
ここで任天堂はもう一つ大きな発表を行いました。代表取締役社長である君島達巳氏が退任して相談役に退き、新社長に古川俊太郎氏が就任するとのことでした。
一瞬このタイミングで!?と思いましたが、理想的な交代タイミングだと思います。元々君島社長は、前任の岩田聡氏が2015年7月に死去し、急遽任天堂5代目社長として就任しました。岩田氏は6月の株主総会で議長を務めるなど、回復傾向かと思われましたが7月に体調を崩して、そのまま在職中の状態で亡くなり、任天堂内では大きな混乱が見られました。
当時の任天堂はWiiUの販売で苦戦し、業績が低迷株価は1万円台になっていました。岩田氏はそうそうにWiiUに見切りをつけて、スマホ向けへのソフト供給と新型ゲーム機を発表するという大きな変革を打ち出した矢先でした。前任の岩田氏はゲームクリエイターでゲームに知見があり、その前任の山内氏も強烈なカリスマとワンマン経営から「組長」と呼ばれるほどのキャラクターを持った歴史を持っていましたが名経営者と言われてて降ります。この突然の交代に不安がよぎり、財務畑の出身である君島氏では任天堂が変わるのでは?という声が多くありました。
しかし君島社長は岩田氏の意志をきちんと形にして、スマホや新ハードを次々とヒットしたことにより業績が一気に回復。結果株価は4万円台まで回復しました。君島氏はゲームクリエイターではありませんでしたが、自分のできることをきちんとやって、巨大企業の任天堂を見事立て直した素晴らしい経営者だと思います。この後どのような戦略を打ち出すのか期待していたところで、社長の交代。以前より君島社長は社長就任直後から新しい経営者を模索しておりました。今回のマーケティング、経理に強く1972年生まれの40代の社長と若いです。
また、新しい任天堂にまた期待したいですね。
すっげー業績!!
しかも社長交代ってこのタイミングで!?
もともと君島社長は自身をつなぎと言ってて、
新しい経営者候補を探してたからな
次の社長は組長みたいなのだと面白いな
お前社長をなんだと思ってんだよ。
マリオテニスエースは多分買うよ!