本当は林原の記事を書こうとしたのですが、AppBankの決算情報を見かけたので、こっちを急遽書きました?
黒字見通しから大幅赤字へ
AppBankが8月10日に減損等の特別損失計上と、業績発表、今期予測の修正を同日に発表。業績は以下の通り。
2017年12月期第2四半期経営成績
売上高:8.93億円(△22.5%)
営業利益:△1.94億円(-%)
経常利益:△1.97億円(-%)
当期純利益:△2.66億円(-%)
今期予想カッコ内は前回予測
売上高:18億円(25.5億円)
営業利益:△2.9億円(0.5億円)
純利益:△4.1億円(0.25億円)
前期に対して売上から純利益まで全てが下がっている。第1四半期は業績予想を据え置いていたが流石に予測修正を行い0.25億円の黒字予想から4.1億円の赤字に見直しをした。
役員報酬などの販管費を下げる努力は行う一方で、コンプライアンス関連費用や商標権取得費用、アプリ開発費の発生により販管費は前期とくらべてあまり下がっておらず粗利益の下落がそのまま直撃しています。本社資産、実店舗の固定資産の減損損失で2890万円、実店舗の契約解約損で2379万円と発生しています。これは既存事業がうまく言っていないことがわかります。
AppBankは危ないのか?
段々と洒落にならなくなっています。前期末の純資産が10.6億円で、今期の純損失が4.1億円ででかなり目減りする形となります。固定資産が今だ2.5億円ありアプリの開発費用と思われる無形固定資産が2296万円など、さらなる減損損失を迫られた場合は債務超過にはなりませんが、財務状況は悪化します。
最大の問題点は成長のエンジンが見つからないという点です。AppBankはマックスむらいを筆頭としたメディア事業で回っていた企業であったが、度重なる事件により人気が下降。一気にオワコンのむらいルートと言われ、会社自体の業績も下がりました。
むらいは人的商売からIPにシフトチェンジを図ろうとしておりますが、それも業績に寄与していない。
8月7日に人気YouTuberヒカル氏の動画でむらいのインタビュー動画が公開されました。
動画内ではAppBankについてのインタビューが行われ、人気Youtuberであるヒカル氏とAppBankのコラボが実現され、AppBankの業績が上向く期待がされたのか、650円だった株価が、ストップ高連発でわずか数日で900円まで一気に回復しました。・・・が決算発表日の8月10日に発表が近づくにつれて株価が下がり、遂には一気にストップ安になり、決算発表で今期黒字予測から赤字予測へと切り替わったことが伝えられました。
このヒカル氏とのコラボがうまくいかなかった場合は本当にAppBankは厳しいと思います。全てのハブとなるメディア事業が陰ってきて、新しいものを探していると動画ではおっしゃっていますが、そんな簡単に代替が見つかるとは思えません。今期中にエンジンが見つかるかどうか・・・。
2日ストップ高と思ったらストップ安ってなんだよ!!
むらいさん以上に浮き沈み激しすぎんだろ
大損こいた人の気持ちも考えろ!
3Qはヒカル氏とのコラボがどこまで
業績に寄与するかだな
いつかしくじり企業入りするかな?