任天堂の決算短信が出ました。
任天堂業績
任天堂の2017年3月期の業績が発表されました。
売上高:4890億円(△3.0%)
営業利益:293億円(△10.7%)
経常利益:503億円(74.9%)
当期純利益:1025億円(521.5%)
従来予想に対して売上+4.1%、営業利益+46.8%と大幅に上振れた。要因はNintendoSwitch(ニンテンドースイッチ)が目標200万台としていたが、274万台と目標を大幅に上回り、ロンチタイトルのゼルダの伝説ブレスオブザワイルドは276万本とした。
ポケットモンスターサン・ムーンが1544万本、スーパーマリオメーカー for ニンテンドー3DSが234万本、星のカービィロボボプラネットも136万本と好調したもよう。
WiiUのハードとしての売上は予想通りに大幅減に終わり、結果的にソフトが業績を牽引したという結果でした。
シアトルマリナーズの株式売却が645億円、株式会社ポケモンの投資利益が202億円と利益の大部分を占めている。
今期予想
ニンテンドースイッチが本格的に業績に寄与するため、売上等大幅増を予測。売上高7500億円、営業利益650億円と予想しているようです。
ドル建てが多い任天堂は予想レートをドル105円としており固めに設定している。
ニンテンドースイッチの販売台数を1000万台の販売計画としていて、ソフトはマリオカート8、Splatoon2、スーパーマリオオデッセイ、ゼノブレイド2など任天堂自慢のIPで季節毎に投入していくようです。
反応
ニンテンドースイッチ、3DSが売れたということで任天堂復活を印象付けた。ニンテンドースイッチは未だに品薄状態が続いていることもあり1000万台という目標に対して期待できそうな反応です。
しかしながら株式市場は軟調。夜間売買(PTS)が前日比較で安くなってます。来期予測を650億円とされているが、アナリスト23人の予測平均値を1036億円を大きく下回ったこともありそうだ。
感想
会社予想を大幅増ということだが、そもそも出荷台数等を考えればかなり固めの予測を立ててたと思いますし、任天堂の初速はかなり良いイメージを持っているので、驚くことではないと思ってます。
若干好調を印象づけるための業績予想のような気がしてならない・・・。
サードパーティ
発表当時は多くのサードパーティが集まると言っていたが、その後続報もない。注目のドラクエ11もPS4版と比べて発売が遅れそうで、発売予定のサードパーティソフトのリストにはなかった。
任天堂のソフトは売れて当然という安定と信頼感があるので、さらなる飛躍を目指すのであれば間口を広げる必要があるのではないでしょうか?
サードパーティを積極的に受け入れるのかが注目。
勝負は・・・
今期の予測は1000万台ということだが、WiiUは4年以上で1300万台という数字を考えたらかなりチャレンジングな台数と思います。年末商戦までの第3四半期決算までは問題ないですが、年末商戦後どのような戦略を取るのかが注目です。自社タイトルでこのまま勝負するのか、サードパーティソフトを積極的に取り入れて間口を広げのか。
君島社長体制の評価が別れる年になりそうです・・・。
ニンテンドースイッチの快進撃が止まらない~
目標の1000万台もすぐ突破だーーーー
一方PS4は5000万台突破したな
早く普通にスイッチが買えるようになってほしいです。(未入手)