原発関連はやっぱり闇が深い・・・。
領収書改ざん
売上高4079億円、営業利益370億円の準大手ゼネコンである安藤ハザマが東京電力福島第1原子力発電所事故に伴う費用の請求で水増し請求が発覚されました。
内容は作業員の宿泊費を改ざんするように下請けに指示をしていた事実が発覚。水増し額は8000万円以上となった。具体的にはいわき市で5000円の宿泊単価を7500円に、作業員を1万1千人から1万5千人に水増し、田村市で5000千円の単価を5500円にして人数を5600人から1万人に書き換えを行っていた。
6月9日に安藤ハザマの社長自ら記者会見で「あってはならない行為で、心よりおわび申し上げる」と事実を認めて謝罪した。実際は東北支店の男性社員(49歳)が下請けに指示。
既に最終的な契約金額は決定しているため、実際に不正な受給があったかどうかは現在調査中とのことです。
下請は断れず
下請け業者が改ざん指示を受けた際に下請業者の担当者は録音記録を残していた。その他にも電子メールにも改ざんの指示が記録として残したようです。
安藤ハザマの社員は「支出の事実はあるが、裏付ける領収書が残っていない支出がある。その穴埋めというとおかしいが、宿泊費ならということで」と言い訳。データの改ざん指示をして、メールで改ざんデータを確認している記録も残っていたようです。
担当者はゼネコンに逆らうと仕事を切られてしまうという恐怖感からか断れなかったと複雑な心境で結果的に不正に加担したことは遺憾だったとしています。
会話内容を録音しており、メールのやり取りもしっかりと残していたことから、巻き込まれないように、犯罪の認識をしており、きちんと防衛策を取るためだったからだと思います。
感想
今回の不正受給問題は末端の下請け企業ではなく、一次下請けからの指示からということが問題点の一つだと思います。売上規模が数千億規模の大企業でもこのような領収書改ざんという犯罪行為を指示したわけです。
下請け業者が実施していたとあります。実際に指示を出されたら断りづらいと思います。建設業界は完全な力関係のピラミッドが形成されており、上のゼネコンから嫌われたら仕事を貰えず、ゼネコンへの依存度も高く、下請会社自体の経営も揺るがしかねないです。そんな状態でこんな指示が出たら悩みますよね。
最終的な全ての金額が決定しているということであれば、わざわざリスクを犯してまで領収書改ざんする理由もないので、恐らく費用は別に請求できるのだと思います。
除染費用は2.6兆円もかかっている巨大な案件となっており、実際問題こんな巨額費用を一軒ずつ調査している余裕がないため、自治体も気づかなかったのではないでしょうか?
この除染費の不正受給問題は一部だと思います。今後調査を進めれば他と同じような案件がポロポロ出てくるのではないでしょうか?
宿泊人数を5600人から1万人って水増しし過ぎだろ!
気づけよ!!
除染費は兆単位だからな。費用を細かく見れないんだろう
ところで除染費で調べたら2.6兆円から
4.8兆円って色々あるんだけどなんで?
触れたら変な人が湧くからやめとけ