オロドウ日記

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揺らぐサブリース レオパレス21の界壁問題

サブリース関連が最近話題になりますね。

 

経緯

レオパレス21は5月29日に記者会見を実施。計206棟のアパートで施工不良を確認したと発表。界壁と呼ばれる防火性を高める部材が天井裏に未設置だったり、全体に行き渡らせておらず、隙間があるような状況だったのとのこと。来年6月までに全3万7853棟を調査して、不備のある物件を改修するとのこと。

www.nikkei.com

このことが発覚したのはテレビ東京のガイアの夜明けの独自取材によるものでした。実は以前にもサブリースの闇として、レオパレス21を取材・報道をして話題となりました。レオパレス21側は著しい印象操作として抗議文を掲載しておりました。

しかし、前回とは違い今回はすぐに記者会見を実施しました。不備を発見したオーナーは今回の補修工事を見積もってもらったところ、天井部のみの工事で1000万円、壁を入れて4000万円ととても高額な金額になり途方に暮れておりました。問題の物件を一級建築士が調査したところ、完全に建築基準法に違反していると太鼓判を押しました。

news.livedoor.com

レオパレスの納得いかない言い訳

レオパレス側は認識しておらず、経営的レベルでは議論していなかったとしているが、ガイアの夜明けの取材では、2011年に30年家賃保証を謳っていた契約を一方的に解約したことで訴えたオーナーがおりました。その際オーナーが調査して界壁の問題について通知したところ、レオパレスは和解を受け入れています。このときに本当に経営者は認識していなかったのかが疑問に残ります。このような重大な欠陥を数百という物件を10年以上、会社全体としてが認識できておらず、その上で上記の指摘を突然和解したというのはとても納得がいかないです。一応今回は2人のオーナーからの指摘のため発覚したとしています。元々界壁が設計図面では記載しているにも関わらず、実際はされていなかったとして、これは素人でもわかる重大な違反、というより住民の安全を脅かすものです。社内では20年前から認識していたのではという声もあります。

レオパレス21の言い訳として、完成までに4回の検査をしていたが、屋根裏への界壁設置後は周囲を覆われる前に確認をしていなかったとのこと。施工業者に渡したマニュアルには界壁の記載があり、個別の下請け業者が参照する図面には記載がないなど整合性に不備があり、照合確認が不十分だとしているが、個別の下請け業者には記載がないとのことだが、別の下請けなのになぜここまで多くの不備が見つかるのか?また一級建築士からは「完全に建築基準法違反」ということだが、下請け業者自体からも確認の声が上がらなかったのかなど疑問は深まるばかりです。

レオパレスへの影響

界壁の補修費用は1枚当たり15万円で1棟60万円ほどかかり、東京商工リサーチの試算では15億ほど発生して、それ以外にも工事に伴う引っ越し代金などの諸費用もレオパレス21が負担するとのことです。前期末の純利益は148億円で、影響はあるが根幹を揺るがすほどの金額でもなく影響は軽微としています。

www.tsr-net.co.jp

レオパレス21が恐れていることはこの問題が炎上して、ブランドの低下して入居者が減ることと、オーナーの訴訟問題かと思われます。なので全容がつかめない状況でも全額負担を公言したものと思われます。

ここで一応例のコピペをはっときます。

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「将来的に壁がなくなる可能性」ってか本当になかったのかよ!

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これ入居者の安全面の問題もあるし、

今回の問題で入居率減ったらオーナーがやばいだろ

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ここらでサブリース関連に規制がかかりそうだな

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そういえばこれあまりテレビでやらないですね・・・。おっとだれか来たようだ。

 

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