どうも係長です。なんか、どこまで問題が大きくなるのかわからなくなってきました。
一部上場企業が融資資料を改ざん
日本経済新聞の報道で、アパートの施工管理を手がける東証一部上場のTATERUが、建設資金の借入希望者の預金通帳を改ざんして、銀行に融資の申請をしていたことが発覚しました。TATERUは改ざんの事実を認めて、借入希望者に謝罪しているとのことです。
TATERUは2018年8月31日にIRニュースで、上記の融資の申請の改ざんの事実を認めております。従業員が顧客から提供を受けた預金残高データを改ざんして実際より多く見せて西京銀行に提出し、審査を通りやすくしていたと記載しております。顧客から手付解除の要望を受けた場合には謝罪として受け取っていた手付金50万円の2倍の100万円を支払って手付解除をしているとのことです。
報道では50代の会社員がTATERUから名古屋市内で木造3階建て、全9個のアパートを紹介され、土地・建物で約1.1億円の購入資金を西京銀行の融資を利用。自己資金がない状態で1.1億円の借入を実行してもらうという、サイコパスな融資の例があったようです。TATERUの担当者は西京銀行に提出する預金残高のデータを23万円から623万円に水増ししていたことが発覚。
TATERUとは
TATERUはアプリでアパート経営を行うサービスや、アパート経営したい人向けに土地を紹介し、デザインアパートの提案・建築・賃貸管理のサービスを提供しております。
サブリース契約とか、土地・建物を含めたものをTATERUがオーナーに販売していたかなどの取引形態は不明です。事業紹介動画では入居率は97%とうたっております。アパート管理戸数はこの少子高齢化の中順調に増やし現在では1.3万戸、オーナー数は1千人を超えているようです。
業績はほんとに好調?
TATERUは期首に今期の売上高を276億円と予想していましたが、8月3日に売上高を373億円と上方修正をかけています。この好調な業績の中身が気になるところです。銀行はマイナス金利により苦境に立たされていて、アパート融資は数少ない融資案件だったところですが、そこを狙われて脇をつかれた感じですね。スマートデイズや今回のTATERUなどの新興企業が問題になっておりますが、これが実は業界では当たり前だったなんてことがないかどうかが心配です。
また融資改ざんってここ一部上場企業なのかよ!
業績は好調のようだが果たして本当なのか・・・
オーナーインタビューのページが
イタすぎるんですけど!!
今後次第では黒歴史になりそう・・・