動画に集中にしようかと思った矢先米国トイザらスの破綻ニュースが舞い込んできたのでブログにしました。
トイザらス沿革
トイザらスは1948年のワシントンDCでチャールズ・ラザラス氏が開業しました。
当初は子供用家具店としておりましたが、顧客満足度を高めるためにベビー用品や玩具も扱い始めました。玩具は破損も多いことから来店頻度を高める効果もあったためこの方針は大当たり。その後今までにないスーパーマーケット型の自分で商品を選びレジで精算という形になりました。今まで他社にない大量仕入れ、大量販売による低価格に加えて豊富な品揃えで玩具小売業務を席巻。
日本では日本マクドナルドと米国トイザらスの合弁会社を設立してフランチャイズ展開を実施。2004年に150店舗を達成、2017年現在では160店舗を展開しているが明らかに成長力はなくなっています。2000年にジャスダックに上場するも2010年には米国トイザらスの100%子会社となってました。現在では米国トイザらスと小売事業を運営する会社の合弁事業であるのトイザらス・アジア・リミテッドという形になっているようです。
倒産へ
2013年以降利益が出せておらず、回復の兆しはなかったようです。最終的に9月18日に日本の民事再生法にあたる米国連邦破産法11条の適用を申請した。負債総額52億ドルという大型倒産となった。
日本事業は継続するという声明を出しているが、今後は不透明です。恐らくはスポンサーを探して事業継承するのではないかと思いますがどうなることやら。
調べてみるとウォルマートのようなディスカウントストアやAmazonのようなインターネットショッピングに苦戦したことが主な要因のようですが、実はこの両者はとても深い関係なのです。
Amazonとトイザらス
Amazonは今のような巨人になる前である、数あるインターネットサイトの一つとして数えられてた1999年のホリデーシーズン。Amazonでは玩具ストアをオープンしたばかりで、購買力がなく商品も揃わなかった。そのためヘラルド・スクエアのトイザらスで1000ドル程度をカードで買い込んでAmazonの品揃えを充実させたというようなエピソードがあるようです。結局大量(3900万ドル償却)の在庫を出してしまったようですが。
一方トイザらスはソフトバンク等から出資してもらいトイザらス・ドット・コムを作るが、これが大失敗したようです。品切れが多く、注文を受けても発送が遅れてクリスマスに間に合わなかったようです。更に追い打ちとして、顧客への約束が守れなくて米国連邦取引委員会から35万ドルの罰金が課せらました。
Amazonはマーケットプレイスのような自社のプラットフォームを使用してもらい、独自に店を出してもらうビジネスモデルを最初に提案してきたのはトイザらスからだと言われております。トイザらスはネットショップのノウハウがなく、Amazonにはサプライヤーや製品関連のノウハウが足りなかったので、この両者の結び付きは非常に魅力的で、今後の大きな発展になると思いました。しかしながら2004年に独占の契約についての両者の食い違いがありトイザらスがAmazonを訴えて訴訟沙汰になりました。
このあとトイザらスは独自にオンライン販売を始めるが苦戦。今年の5月に1億ドルの投資をしてオンライン販売に力を入れると宣言するも倒産が示した通り全てが遅すぎたと思います。
Amazonとトイザらスの関係は下記書籍から参考にしました。
↓
以前から噂されてたけどとうとう倒産したのか
一度は提携関係があった企業に負けるって
悔しかっただろうな
まー正直トイザらスより
ハローマックの方が思い出あります
アラサー意外あんま知らないんじゃないか?
おもちゃ屋のワクワク感は異常!