係長です。遂に大台を割りましたね。
業績
カドカワは本日11月8日に第2四半期の決算を発表しました。
売上高:102,129百万円(+656百万円)
営業利益:2,864百万円(+5百万円)
()内は前年同期比
一部を除いて好調
前期より売上・営業利益がともに増加しているのにも関わらず株価はさえません。営業利益は出版が+25.1%、ゲーム・映像が+34%と大幅な増益で好調です。
プレミアム会員数減少が止まらない
問題はWebサービス事業。Webサービス事業に関しては売上が▲10.2%、営業損失は1億円の赤字となりました。第1四半期に比べて赤字幅は減りましたが、問題はプレミアム会員が下げ止まらない。第1四半期は200万人でしたが、第2四半期は194万人と6万人減少。
画像はカドカワ株式会社の決算説明資料より
有料会員とMAUは増えてるし!
ネガティブ面だけではないようです。カドカワはニコニコチャンネルの有料会員数は伸びていることを強調。動画の投稿数、動画視聴者数・視聴回数が去年より増加していることをアピール。確かにMAU(Monthly Active Users)は910万人→1942万人、DAU(Daily Active User)309万人→319万人と増加。MAUが圧倒的に増えていて、DAUが微増というところから、コアユーザー数はそこまで変化はないがログイン不要で視聴できるようになった効果と思われます。
アニメを強化していると強調。ニコニコではカドカワグループの強みを活かして公式アニメを強化しており、旧作アニメの無料配信や新作アニメの配信・コラボを増やしております。ニコニコチャンネルのの有料会員数が増加しているとのことですが、このうちいくつがdアニメストアなどによるもの不明。
そのほか強調していたことはVTuberや生配信に注力。カスタムキャストや生配信におけるギフト機能の実装などです。
ニコニコの今後の展望
これらをまとめますと、ニコニコの今後の戦略として
- アニメ
- Vtuber
- 生配信
が挙げられます。カドカワグループの強みを活かして公式のアニメ動画を強化。新規としてVtuberを積極的に活用するかと思います。さらに、まだある程度勝てる見込みがある生配信に注力するというような流れかと思います。
第2四半期になって利益改善が見えております。懸念点は一人当たりの単価を高くするというのはリスクが高くなる点。数で稼げないニコニコが事業を存続するには有効そうです。
これらを考えますと既存のニコニコの動画部分に関して注力せずに軸足を変えてます。動画投稿を続けている私が去年から変わっていると感じた部分はサムネを変えたり等の動画投稿の画面がちょっと良くなった(Youtubeと同程度?)ぐらいで、さほどメリットは感じておりません。動画は見なくなったので改善されているかも良くわかりません。今後も改善さていく様子もないようですので、既存のクリエイターは別としてニコニコから離れて行った動画クリエイターがニコニコに回帰することはないと思います。
おいおいどうやってこっからプレミアム会員を回復させるんだよ!
Vtuber、生配信、公式アニメ・・・
通常の動画に関して言及ないな
お前これからもニコニコに動画上げるの?
うーーーーーむ