オロドウ日記

ゲーム、ビジネス、企業関連、ガジェット中心のブログ

中期経営計画を前倒しで達成したバンナム

バンナムの決算もいいですね~。

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バンダイナムコホールディングス

2017年3月期経営成績

売上高:6,200億円(+7.7%)
営業利益:632億円(+27.4%)
経常利益:632億円(+24.7%)
当期純利益:441億円(+27.7%)

来期予想

売上高:6,000億円
営業利益:225億円

概要

トイホビー部門はガンプラなどが好調でも妖怪ウォッチの激減に耐えることができずセグメント別で唯一の前期比割れ。

ネットワークエンターテインメントは国内外で主力タイトルが強い。ドラゴンボールドッカンバトルは国内外で1.5億ダウンロードを突破するほどの人気っぷりのようです。

映像音楽プロデュース分ではラブライブ!、ガルパン、ガンダムが人気で増収増益。

ゲームに限って言えばダークソウル3やドラゴンボールゼノバース2は世界中で人気で業績を牽引している。

IP別ではガンダム、ドラゴンボール、ワンピース、3本柱が非常に強いです。ドラゴンボールは来期ゲーム効果がなくなるので少なくなっているのだと思います。

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それにしても妖怪ウォッチは去年329億円→今年104億円→来年63億円と大幅に下げてます。やはりレベルファイブのコンテンツは爆発力があっても継続性はない印象ですね・・・。

アミューズメントも黒字転換したのが全体の利益を押し上げた要因のようです。

来期計画

ネットワークエンターテインメントはネットワークコンテンツではドラゴンボールドッカンバトルやアイマスシンデレラガールズを中心に伸びているが、今期はアイドルマスターミリオンライブがリリースされるが現在のゲームアプリは開発と広告費でかなりの投資が必要なのを前提としているので、利益面では押し下げると見込んでいますね。

ゲームは海外向け大型タイトルの鉄拳7とエースコンバット7をリリース。ニンテンドースイッチ向けにドラゴンボールゼノバース2とテイルズオブシリーズの新作もリリースする模様です。

アミューズメントに対して積極的に投資。特に新宿に「VR ZONE」という1100坪クラスの施設を作ると積極的に展開するようです。

映像音楽はガンダム、ラブライブ、ガルパンの3本柱を中心に展開。

感想

現在の中期計画を前倒しして達成したといことで、さすがバンナムだと思いました。

IPの創出と成長というIPを主軸にした経営と今まで弱かった海外に積極的に展開していることが前倒しできた要因といえると思います。

ニンテンドースイッチは現在成長を続けておりますが、今後も成長し続けるにはバンナムの協力はカギになります。抱負なIP資産を保有しており、開発規模もでかいので、サードパーティソフトをすぐ抱負に取り揃えるのは国内ではバンナムぐらいしかできないと思います。

私の好きなテイルズがニンテンドースイッチで出るということですが、PS4で完全版が出てまた騒動が起きるという未来が見えます・・・。

 

ガンダムとドラゴンボールで年間1300億円以上って

いつまで稼ぎ続けてんだよ

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ガルパン、ラブライブや海外展開も好調。

バンナムはやっぱ安定して強いよな

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まーそれでも消えていくIPもあるんだよね~。

レベルファイブ大丈夫なのかね。妖怪ウォッチの店作ってたよね

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     イナイレとか復活させてるし大丈夫だろ

スクウェア・エニックス 2017年3月期 売上2568億円

もうちょっと早めにまとめようと思いましたが、仕事で疲れて書けませんでした・・・。

今日は決算のまとめスクウェア・エニックスです。

 

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2017年3月期経営成績

売上高:2,568億円(+20.0%)

営業利益:312億円(+20.3%)

経常利益:311億円(+22.9%)

当期純利益:200億円(+0.8%)

来期予想

売上高:2,400~2,600億円

営業利益:250~300億円

概要

ファイナルファンタジー15及びRISE OF THE TOMB RAIDERなどの大型タイトルの発売と利益率が高いダウンロード販売が順調に推移したため、売上と営業利益が過去最高となりました。スマートフォン向けのタイトルもファイナルファンタジーとドラクエのIPを中心として展開しており、海外向けも順調。

MMORPGは海外、特に欧州で人気が高くサーバー増強の噂もあるくらいです。

市場が縮小している、アミューズメント事業や出版事業も堅調。

ニーアオートマタなどのFFやドラクエ以外のIPも伸びているのが好材料です。

ネガティブ材料はHitmanシリーズで有名なIO Intearactiveから撤退。コンテンツ制作勘定と無形資産の減損損失で489億円を計上。「開発体制強化のための資源の集中」という文言とHitmanを分割で販売していることから、あまりに制作に時間と費用を賭けすぎたのではないでしょうか?

もう一つ気になる所は返品調整引当金。返品の為の引当金だと思いますが、これが33億円から61億円と大幅増。この手の引当金は実績を反映して計上するものだが、もしかして前期が結構返品が多かったのか?

来期計画

今期はファイナルファンタジー12のリマスター版の発売とドラクエ11が発売する予定ではあるが、FFはリマスター版でドラクエは海外に弱いということもあり全体的な売上は前期より下げた形です。

youtu.be

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第2四半期以降の予測は開示していないです。もしかしたら、大型タイトルをもう一つ今期内に入れるのかもしれません。そしたら発表はE3かTGSでしょうかねぇ。

トレーラー見たらFF12も面白そうだから楽しみです。

その他にも収益性の高いFF14とドラクエ10の拡張ディスクが発売予定です。対象ハードを公開していないことから、もしかしたら、ドラクエ10のPS4版があるかもしません。

感想

近年のスクウェア・エニックスを見ているとワクワクします。スマホ関連は高い成長と収益性を維持しつつ、HD事業でも大型~中型タイトルを毎期出せている。国内ではドラクエを中心として高い人気があるが、海外でもFFやキングダムハーツで地位を固めている。スマホとコンシューマ、国内と海外の両方で結果を出せている企業は国内のゲームメーカーではあまり見受けられません。他のゲームメーカーも見習ってほしいです。

 

いろいろ言われてるけどやっぱスクエニはスゲーや

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MMO、スマホ、コンシューマ、海外の全てで結果が出てるからな

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それにしても返品調整引当金がなんでこんな高くなってるんだ、

もしかしてFF15が返品されまく・・・

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グッドウィルの問題点

YouTubeにも動画アップしました。グッドウィルについての補足ブログです。

 

youtu.be

不明確なランク制度

グッドウィルは登録スタッフの処遇についてベンチャー精神を持ち続けられるようにと趣旨の元、氷塊制度も独自のシステムを導入。成果主義を全面に押し出していた。

EランクからAランクに設定し、降格に関しては厳格かつ明快な基準が存在したのに対し、Cランク以上は昇格基準が不明瞭という。頂上を見せるが、そこへの道はわからず、下へは落ちやすいというベンチャーのえげつなさを再現しております。

今日を生きるために必死な日雇い派遣にこのベンチャー意識を植え付けたのか不明です。その日のお金が欲しくて仕事を求めている労働者に対して夢を見させるためでしょうか?

イレギュラー行為

登録スタッフは一度引き受けると取り消し不可で、イレギュラー行為とされ仕事の紹介が減ったり、イレギュラーの累積回数や内容によって登録が消されるなどのペナルティが発生。

この取消は親族の不幸、事件や事故の被害者になったため就労できなくなった場合も同様にイレギュラーとされ慈悲はないようです。

給与規定変更問題

データ装備費廃止と同日に日給計算であった給与形態が時給制に変更された。これは先ほど述べたランク制度で時給を760円から1063円の範囲で金額決められています。さらには一律交通費1000円の支給が廃止されたことにより給与が事実上大幅に減額されたことになりました。

グッドウィルは「変更前からのスタッフには、個別にランクアップや手当の支給で不利益が出ないように配慮した。新しいスタッフには新規定を適用する。給与が下がるわけではない」としているが実際はデータ装備費分を賄うための給与変更と見られています。

ちなみに交通費として日給に1000円加算していましたが、交通費がなかった場合、実質の最低賃金が下回ったケースがありました。さらにこの交通費は先ほどのイレギュラー行為のペナルティの中に交通費が支給されないというものもあったようです。

拘束時間

また作業時間が8時間となっているが欠員対応の為、実際はもっと早く拘束時間が10時間を超えることもしばしばあったようです。しかし給与は8時間で計算されている。しかも集合時間に遅れた場合は減給などのベナルティが課せられていたようです。時給ってなんでしょうね?現在は拘束時間も払うような指針にされています。

悪かったのはグッドウィルだけ?

グッドウィルだけが一方的にピックアップされているが、実際は他の人材派遣事業者も行っており、当時業界第二位だったフルキャストはデータ装備費として1労働あたり250円徴収とのことだ。

1990年代後半から人材派遣業は規制緩和の並にのって新たな業者が参入してきており、成長産業だった故に非常に業界全体が若いという特徴がありました。その為コンプライアンスに対する意識が低く、競争意識が高いという土壌が暴走させたと思います。

そこで業界をリードしていて注目されていたグッドウィルを叩いて、人材派遣業全体への見せしめにしたのかもしれません・・・。

まあコムスンを含めて法令違反が目立っていて、さらに行政を馬鹿にしたような動きをしたのも原因だと思いますがね。

 

ま~よくもまあこんな事を考えるよな

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動画でも言ったが大切なのは知識を付けること

景気が悪くなったときは特に注意だぞ

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日本郵政と東芝減損の共通点

日本郵政の減損ニュースは衝撃的でした。

 

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4000億円の減損

日本郵政は4月25日子会社の減損により郵政民営化以降初となる最終赤字を計上するはめに。4000億円の減損で本来であれば3200億円の黒字だったが400億円の赤字に下方修正した。

該当の子会社はトールというオーストラリアの国際輸送物流会社です。

当時の社長の西室泰三氏は「事業を相互に補完できる最高のパートナーだ」自信満々に語っていたが具体的な協業関係を示さないまま退任した。買収額は6200億円、のれんは5200億円にのぼる。

わずか2年で巨額の減損ということは買収後直ぐに業績が悪化したことが手に取るようにわかります。

トールの収益性低下は主にオーストラリア国内と中国経済の景気が減速したことによるものです。

景気拡大期にM&Aをこす成長を遂げたが、統合が不十分でITシステムや組織が重複していて、固定費の比率の高さによりコスト競争力が弱いとのこと。

甘かったデューデリジェンス

この買収にはデューデリジェンスが要因の一つと考えられる。先程あげていた収益性低下の要因はデューデリジェンスをしっかりとしていれば、わかることではないでしょうか?現地を知らない海外の買収案件であればもっとコストをかけるべきではなかったのではないだろうか?

目的は買収という行為?

なぜ割高でもこのトールという会社を買収したのか?日本郵政はトール買収前は上場を控えていた時期であったため、投資家に高い成長性があることを示す必要があった。国内での成長は望めない日本郵政にとって行き先は海外しかなかった。

なんとしても上場前に成立させたかった大型M&Aだったためにのれん代が5300億円という割高になった。

買収後の対応

買収後は積極的に経営に関与せず、現地の人間にまかせていたようだ。買った後は興味なしといった感じです。高いお金で買収したのであればもっと収益力を高めるために、経営に関与すべきだと思いますが、目的が買収という行為そのものだったから興味がなかったのだと思います。

東芝との共通点は

今回の日本郵政の現存事例は東芝との共通点が多いです。

  • 甘かったデューデリジェンス
  • 割高の買収
  • 買収が目的
  • 西室氏が主導

この買収を主導したのは東芝の名誉顧問でありウエスチングハウスの買収に関わった西室泰三氏です。日本郵政を高い株価で売却するためにこの買収劇を行いましたが、その代償は大きく、損したのは投資家という部分も東芝と共通しているのではないでしょうか?

買収を失敗しないためには

日本電産の永守会長は数々の買収しておりますが、52回もの買収をしているが、一度も減損したことがないとのことです。なぜそんな買収を失敗させてないのかというと3つのポイントがあるという

  • 価格
  • 経営への関与
  • 相乗効果

いずれも今回の日本郵政が反省すべきポイントでしたね。

 

また海外投資で数千億円規模の減損・・・

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経営者は責任取らないっぽいし、

投資家と従業員はかわいそうだな

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       こんなんだったら俺でも社長できそうだよね

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それはない(断言)

グッドウィルの元代表

やっと動画アップできました。

 

今回は社長の折口雅博氏について書きたいと思います。

 グッドウィル入社まで

折口氏はグッドウィルに入社する前は防衛大学校を卒業して任官を拒否、日本ユニバック、日商岩井という経歴でした。

折口氏は元々大田区の社長を務めていた父の元で裕福な家庭ぐらしでしたが、会社が倒産して一転貧乏暮しを強いられることに。その為お金がかからない陸上自衛隊少年工科学校を経て防衛大学校に進みました。ここで強烈な貧乏へのコンプレックスが作られたのではないでしょうか?

日商岩井時代にジュリアナ東京を立ち上げるも、利権争いに負け、4000万円の借金だけが残りました。その後街金にも手を出す程どん底を歩みますが、エイベックスやオリックスなどの企業の協力によりヴェルファーレ東京を立ち上げることに成功。

しかしまたしてもヴェルファーレ東京で社長から降格し副社長に就任。大幅に権限が縮小されました。そんな折に作ったのがグッドウィルでした。

グッドウィルは佐藤修、川上真一郎、神野彰史の3者創業しておりますが、この時点で折口氏は絡んでいたようです。その後ヴェルファーレを退社してグッドウィルに入社。

グッドウィル入社後

グッドウィル入社後、間もなく社長に就任。グッドウィルは引き合いやスタッフの追加など行えることができたのですが、問題は資金がありませんでした。顧客からの入金より先に派遣従業員への給与支払いの方が先だからです。

事業を急拡大させたい折口氏は大手4社のベンチャーキャピタルからワラント債の薄幸を受けてもらい、メインバンクの都市銀行、公開主幹事の大手証券会社、大手リース会社等とも結びつきを強くして資金の心配をなくしました。

成功の秘訣

折口氏は自身の成功として私の印象に残ったのは

  • 事業の成功はセンターピンを外さないこと
  • 完璧症候群をなくす
  • 正しいことをしていれば何を言われてもいい
  • うまく言っている人の真似をしていると伸びる

もちろんこの他にもいろいろな成功の秘訣はあったのですが、これらの記載が印象的でした。外してはいけないことはきちんとやれという意味合いですが、他の解釈としてそれ以外は無視して構わないともとれます。数字や利益に直接結びつく事以外は軽視しても良いとも思えます。

実際にグッドウィルで起きた問題と照らし合わせるとあながち間違ってもいないと思います。結果一時的に成功はしましたが内部から崩壊していき結果清算という形で終わったのではないでしょうか?

問題に対して

コムスンの処分逃れについての記者会見時

記者:処分逃れの為に廃業届を出したことについて会長(折口氏)はしっていたのか?

折口氏:報告の際は適法と聞いていた

日本シルバーサービスの譲渡について

折口氏:利用者へのサービス提供と雇用の確保が重要で、事業の温存や利益のためではない。

問題発生後の東洋経済のインタビュー

東洋経済:処分逃れで廃止届を出したのか?

折口氏:樋口(コムスン社長)が独断でしたこと。1か所が駄目になると全部取り消しになると聞いて適法と聞いていた。

東洋経済:グループ内譲渡は脱法行為では?

折口氏:温存しようという気持ちはない。セーフティネットを貼って温存するための措置です。

東洋経済:虚偽申請、介護報酬の不正請求は詐欺罪ではないか?

折口氏:ならない。悪意はないし水増しをしていない、これは単なる事務処理ミスだ。

東洋経済:日雇い派遣の天引きなどのグループ全体の法令遵守が問われている。

折口氏:日雇い派遣業の中ではよくできている方だと思います。データ装備費は納得で頂いてない方にはお支払しております。

東洋経済:事実上強制では?

折口氏:それはない。全部説明してきちんとサインも頂いている。

→全文はこちら

toyokeizai.net

 

問題発生以降

折口氏はグッドウィル、コムスンの問題から2008年3月11日にグッドウィル・グループの会長を辞任、米国法人の子会社の顧問のみとなり、米国永住権を取得。2009年6月に資産管理会社折口総研と共に債権者から破産申し立てを行い破産手続きを実施した。その後親族名義でニューヨークトランプタワーを購入して移住した模様だ。完全に黒すぎますね。

感想

2000年代を中心に年率5割というハイスピードで成長していたグッドウィル。その中心にいた折口雅博。折口帝国とまで言われて、絶対的な主導者として君臨して、著書の「プロの経営者の条件」では自身の経営手腕は自身に満ちあふれていて、全ては自身のビジョンと経営者としての能力の高さだという印象です。

しかし問題発覚以降は現場のせいにしたり、コムスン社長の独断だなど他人の責任にして、経営手法は悪くないと語っている。

仮に原因が内部であるとしてもそれらの責任をとるのが代表者としての対応ではないでしょうか?外部に対して責任は部下がやったというのはトップとしての資質を疑います。

会長辞任後は破産させて、親族名義で購入したニューヨークトランプタワーで永住しているので恐らく悠々自適な生活をしている。

経営者としての資質より人としてどうこうかと思いますね・・・。

この男いろんな意味でやばすぎだろ

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本人はトランプタワーで悠々自適な生活か・・・

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                     ぶっちゃけうらやましいよな

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カプコン・コーエーテクモ、17年3月期決算まとめと感想

動画作成でブログが更新できなかった。ゲーム決算のまとめと感想です。

 

カプコン

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2017年3月期経営成績

売上高:871億円(+13.2%)

営業利益:136億円(+13.5%)

経常利益:125億円(+10.9%)

当期純利益:88億円(+14.6%)

来期計画

売上高:930億円

営業利益:145億円

感想

さすがの安定感といったところか。カプコンの主力IPの最新作である、バイオハザード7とモンスターハンターダブルクロスを販売したこともあり計画を上回った。

またバイオハザード4~6のリマスター版は期中で280万本とさすがのバイオハザードといったところだ。逆に気がかりなのはモンスターハンターダブルクロス。ニンテンドースイッチや大型タイトルにぶつかったのもあり目標に達しなかった。モンスターハンターのブランド力の低下なのか気になります。

来期の計画は今期を上回るつもりのよう。大型タイトルはマーベルVSカプコンインフィニットと未発表タイトルのようです。

カプコンの基本戦略は大型タイトルとDLCを軸にした戦略。モバイルコンテンツを自社IPを活用した新作タイトルや協業によるヒット作の創出。IPを活用した売上を伸ばすというものです。

過去の資産を積極的に活用するという戦略は間違ってはいないと思いますが、中長期的に新規IPが創れないという懸念がある。新規IPを継続的に作っていかないと衰退につながっていくと思うのですがどうなんでしょうかね・・・。

コーエーテクモホールディングス

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2017年3月期経営成績

売上高:370億円(△3.4%)

営業利益:87億円(△20.7%)

経常利益:152億円(△41.1%)

当期純利益:116億円(+7.1%)

来期計画

売上高:420億円

営業利益:115億円

感想

複数のタイトルのリリースが遅れたことにより売上がずれてしまったようです。純利益は過去最高になったが、その他が未達。来期は大幅に記録更新させるつもりです。

コーエーテクモでは弱かった海外市場を意識して作った新規IPである仁王が高評価で発売2週間で100万本を販売達成した。DISSIDIA FINAL FANTASY OPERA OMNIAも好調でApp Storeでも上位をキープしていている。印象としては数年前から挑戦していたことがやっと実った。コーエーテクモのブランド構成はシブサワ・コウ(信長・三国志)、ω-Force(無双シリーズ)、Team NINJA(仁王)、ガスト(アトリエシリーズ)、ルビーパーティー(金色のコルダ)など多彩だが、これに新しくmidasというスマホ市場を意識したブランドを立ち上げるとのことです。

恐らくは新ブランドがうまく回るのは2018年以降だと思います。過去の遺産を活かしての新しい挑戦を続けているコーエーテクモは今後どのような発展をしていくのかが注目です。

コーエーはもっといろんな方面で頑張って欲しい

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なんでコーエーテクモは応援するんだ?

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         そりゃーデッドオアアライブとかアトリエとかいいじゃないですか!

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あ、もういいっす

 

基本的に新しい挑戦するとこは好きです。

ソニー17年3月期減収減益

ソニーの決算短信をみました。

 

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業績

連結経営成績

売上高:7兆6032兆円(△6.2%)

営業利益:2887億円(△1.9%)

税引前当期純利益:2516億円(△17.4%)

純利益:732億円(△50.4%)

ゲーム&ネットワークサービス分野

売上高:1兆6498億円

営業利益:1356億円

概要

連結純利益が前記に比べて51%減の730億円。金融分野半導体分野が想定より上振れことにより従来予想を上回る。

熊本地震による半導体事業への悪影響、映画事業の減損などのショッキングなものがありましたが、画像センサー、PlayStation4は好調。モバイルも構造改革により利益が出るようになり、音楽分野もFate/Grand Orderが非常に好調に推移しました。ソニーのコンポーネント分野が唯一不調に終わったが、電池事業を村田製作所へ売却が決まっています。

来期予測

平井一夫CEO体制に移行して6年目、外部から収益能力の低さを指摘されたこともあり、ROE(自己資本利益率)を意識している。来期は売上8兆円、営業利益5000億円の大台を目指す。この成績を達成するために不採算部門の売却や減損もやりきった印象があります。

ゲームに関してはプレイステーションネットワークを中心としたネットワーク収入の増加が期待されて収入基盤がしっかりしております。ハードの売上は下がるが、強力なソフトウェアラインナップで収穫期としているようです。

感想

多くのニュースでは減収減益があるが、収益体制を強化するために構造改革や膿を出し切るための減損などが多いです。不調な事業部門を切り離したことにより収益力が上がり、一つの目標としたROE10%を達成させる方針。今期に期待したいですね。

逆に好調なゲーム部門は収穫期になったが、PS4は販売台数が6000万台達成してプレイステーションネットワークも安定して推移しています。PS3の最終販売台数である8000万台も見えてきましたが、今後どう成長させるのかが懸念点です。特に携帯機。ニンテンドースイッチへの対抗機としてVitaの後継機を出すのか。PSP、Vitaのいずれもそれなりの成果を上げたが、任天堂の後塵を拝しています。Xperiaの兼ね合いもあるので、対抗するのか撤退するのか・・・。

ハードを出している会社でもスマホゲームもFate/Grand Orderで好調ですが、それ以外は結果が出ていない。

ゲームに関しては弱い所に対してどのような決断をするのかが気になります。

 

減収減益で目もあてられない

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平井さん今期は大丈夫ですよね

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本当に大丈夫ですよね・・・。

任天堂復活?

任天堂の決算短信が出ました。

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任天堂業績

任天堂の2017年3月期の業績が発表されました。

売上高:4890億円(△3.0%)

営業利益:293億円(△10.7%)

経常利益:503億円(74.9%)

当期純利益:1025億円(521.5%)

従来予想に対して売上+4.1%、営業利益+46.8%と大幅に上振れた。要因はNintendoSwitch(ニンテンドースイッチ)が目標200万台としていたが、274万台と目標を大幅に上回り、ロンチタイトルのゼルダの伝説ブレスオブザワイルドは276万本とした。

ポケットモンスターサン・ムーンが1544万本、スーパーマリオメーカー for ニンテンドー3DSが234万本、星のカービィロボボプラネットも136万本と好調したもよう。

WiiUのハードとしての売上は予想通りに大幅減に終わり、結果的にソフトが業績を牽引したという結果でした。

シアトルマリナーズの株式売却が645億円、株式会社ポケモンの投資利益が202億円と利益の大部分を占めている。

今期予想

ニンテンドースイッチが本格的に業績に寄与するため、売上等大幅増を予測。売上高7500億円、営業利益650億円と予想しているようです。

ドル建てが多い任天堂は予想レートをドル105円としており固めに設定している。

ニンテンドースイッチの販売台数を1000万台の販売計画としていて、ソフトはマリオカート8、Splatoon2、スーパーマリオオデッセイ、ゼノブレイド2など任天堂自慢のIPで季節毎に投入していくようです。

反応

ニンテンドースイッチ、3DSが売れたということで任天堂復活を印象付けた。ニンテンドースイッチは未だに品薄状態が続いていることもあり1000万台という目標に対して期待できそうな反応です。

しかしながら株式市場は軟調。夜間売買(PTS)が前日比較で安くなってます。来期予測を650億円とされているが、アナリスト23人の予測平均値を1036億円を大きく下回ったこともありそうだ。

感想

会社予想を大幅増ということだが、そもそも出荷台数等を考えればかなり固めの予測を立ててたと思いますし、任天堂の初速はかなり良いイメージを持っているので、驚くことではないと思ってます。

若干好調を印象づけるための業績予想のような気がしてならない・・・。

サードパーティ

発表当時は多くのサードパーティが集まると言っていたが、その後続報もない。注目のドラクエ11もPS4版と比べて発売が遅れそうで、発売予定のサードパーティソフトのリストにはなかった。

任天堂のソフトは売れて当然という安定と信頼感があるので、さらなる飛躍を目指すのであれば間口を広げる必要があるのではないでしょうか?

サードパーティを積極的に受け入れるのかが注目。

勝負は・・・

今期の予測は1000万台ということだが、WiiUは4年以上で1300万台という数字を考えたらかなりチャレンジングな台数と思います。年末商戦までの第3四半期決算までは問題ないですが、年末商戦後どのような戦略を取るのかが注目です。自社タイトルでこのまま勝負するのか、サードパーティソフトを積極的に取り入れて間口を広げのか。

君島社長体制の評価が別れる年になりそうです・・・。

 

ニンテンドースイッチの快進撃が止まらない~

目標の1000万台もすぐ突破だーーーー

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一方PS4は5000万台突破したな

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早く普通にスイッチが買えるようになってほしいです。(未入手)

Amazonフレッシュの凄さ

今絶好調のアマゾンが日本でまた、サービスを追加しました。

AmazonFresh」

 

Amazonフレッシュ概要

Amazonフレッシュという名前。アメリカやイギリスで既にいくつかの地域で展開されているサービスですが日本でも展開されます。これは世界で3番めのサービスのようです。

内容は野菜、果物、精肉などの生鮮食品を、最短4時間で配送するサービスです。

日本では試験的な意味も含めて

利用料

利用要件としてAmazonプライムへの加入に加えて別途サービスに加入が必要。月額500円が必要です。配送料は6,000円以上は無料でそれ以下は500円の配送料を徴収。

最初の30日間の無料体験があるようです。

配送

配送は午前8時から深夜0時までの間、2時間ごとの配送時間帯から指定とかなり細かく指示できるようです。再配達はせずに、いなかったらその場でキャンセルとのこと。某配達業者だったらキャンセルの嵐になりそう・・・。

対応地域は東京の港区、千代田区、中央区、江東区、墨田区、江戸川区の6区域とかなり限定されているが順次拡大する模様。

アマゾン川崎FC(フルフィルメントセンター)に三温度帯(常温、冷蔵、冷蔵)の設備があります。

品揃え

商品は10万を超えるアイテム数があり、人形町今半の精肉、人気のロールケーキ「堂島ロール」や、粕漬けの魚久、鮮魚の北辰、お菓子の黒船やオイシックスの有機野菜を提供しているところを見ると品質も高そうだ。

高めの商品や契約農家から仕入れた野菜や鮮魚も手に入れられて、専門店の人気商品も手に入るとのことですのでそこらのデパ地下以上の品揃えではないでしょうか。

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利用の仕方

利用はホームページやアプリから利用可能だが最初に配達時間を指定して、その時間に配送可能な商品を選ぶことが出来るようだ。

値段

値段は他の安売りスーパーと比べると少々高いかもしれないが通常のスーパーとほぼ同じ水準のようです。

品質

Amazonフレッシュと名前にフレッシュ(鮮度)と記載している通り品質が自慢とのことです。独自基準に従い、専用の品質管理チームが取引先の生産加工現場を管理、食品安全管理体制を整えているようで、鮮度が悪いと返金する鮮度保証も行っています。

賞味期限や鮮度も検品を人間がしっかりと行い、徹底した温度管理を行って保管しています。

最初に時間を指定してから商品を選ぶところから、配達可能な新鮮な商品を選べるというこだわりを感じます。

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Amazonの戦略

地域をかなり限定していたり金額や6000円以下は500円の配送料を取るというところから、Amazonは最初からサービスを一気に浸透させるつもりはないようです。

配送時間も0時まで設定しているところから一人暮らしや共働きで普段まともに買い物ができず、少々裕福な家庭をターゲットにしていると思われます。

日本においての初めての試みの為、色々と試行錯誤をするためか、高品質なサービスを行うためにあえて値段を下げないのかは不明確。

配送はAmazon独自の配達業者で賄うため、配送の体制を整えながらエリアを拡大していくのが目的だと思います。

超高度なロジスティクス

このAmazonフレッシュは単純に便利なシステムという話ではないです。

常に商品を安定供給、タイミング、膨大な量、品質、配送タイミング、システムなどこれら全ての問題をクリアーしなければならず、これはロジスティクスの世界では間違いなく最先端のシステムだと思います。

個人的には色々と調査してみたいです・・・。

Amazonフレッシュに対する反応

「配送業者を酷使するの?」「配送料が高い」「スーパー空白地帯にはありがたい」「引きこもりが捗る」など反応は様々。

朝のテレビでもスーパー側の反応としては「品質が不安だし、買い物の楽しみがないので脅威ではない」と強気な反応だった。

私個人の反応としては規模が見込めれば、今後配送料の高さは今後下がる可能性もあると思いますし、今後利用エリアが拡大していけば、既存のスーパーに対して大きな脅威になりえるのではと思います。

品質はかなり高い基準で、下手なスーパーよりも安全な気がします。買い物の楽しみがないと言ってはいるが、デパートでの買い物はいざしらず、買い物を楽しんではおらず必要だからやっていという人も多いと思います。少なくとも私は面倒なので、値段が合えばAmazonフレッシュを利用したいです。

スーパーも楽観視しているとAmazonが駆逐していった町の本屋と同じ結末になるかもしれません。

 

Amazonが生鮮食品すんの?どーせコンビニに毛が生えた程度でしょ?

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なにこれ品揃えやばすぎでしょ、しかも品質高そうだぞ!

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本屋に続いて今度はスーパーがターゲットになるのか?

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アフィリエイトを目指して・・・4

Google AdSenseの審査に合格するために書いてたものの続きです。

www.cakaricho.com

 

致命的なミス

Google AdSenseの合格を目指していろいろな事をやりましたが、まずは結論から・・・。

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無事合格できました。

いや~久しぶりにAAを使いましたね。

3ヶ月ぐらい色々と模索しながら、時には泣きそうになりながらも色々と調整をしました。そもそも審査されていなかったのです。ではなにが駄目だったのかと言いますと・・・

ブログのアドレス設定が駄目だった。

私の旧ブログアドレスは「http://blog.cakaricho.com」、アドセンスに申請した審査対象に指定したアドレスは「http://cakaricho.com/」。本当にこれで大丈夫だと思って半信半疑でやってたのですが、ものの見事に間違えておりました。おかげさまで3ヶ月ぐらい明後日の方向に突き進んでいたようです。

はてなブログの設定方法として「http://www.cakaricho.com」とサブドメインを「www」に設定して、審査対象の指定アドレスはそのままにすればよかったようです。wwwですが草も生えませんわ。(笑ってください)

なぜこんなアホな間違いをしたかといいますと、アドセンス審査の際にサブドメイン駄目とのことだったので、上記のアドレスで審査していました。

最初10ぐらいで審査した時に駄目だったので、20、30と最終的に50以上の記事(1000文字~3000文字ぐらい)を書いていたのに「不十分なコンテンツ」と返信が来たのでさすがにおかしいと思い、ヘルプフォーラムに泣きつきました。

コンテンツへのダメ出し等、心を折るような指摘もありましたが、優しい方(エキスパート)が、「審査されていません」と指摘されて初めて気づきました。この指摘がなければ未だに悩んでたでしょう・・・。

アドレス変更へ

アドレス変更するまでの流れを書いていきます・・・。blogの部分をwwwにするだけですが、この設定の為に半日潰しました。はてなブログでさくらインターネットでのドメイン設定でのやり方となります

  • ドメイン設定で「www」をCNAMEで「hatenablog.com.」に設定
  • データ送信してDNSが行き渡るのを待ちます
  • ある程度時間がたってからはてなブログの詳細設定からアドレスを変更
  • 記事全体をはてなブログのバックアップ機能で全て吐き出す
  • 古いアドレス用にもう一つブログを作り先ほどのバックアップで吐き出したブログをインポート
  • インポートしたブログの本文のみ全て削除
  • 旧ブログのデザイン設定のHTML設定でJavascript上でリダイレクトを設定
  • 正式なブログに対してGoogleAnalyticsのプロパティからURLを変更
  • GoogleSearchConsoleを作り直した
  • サイトマップを送信
  • Fetch as Googleでインデックス登録をしまくる

その後半日ぐらい経って、Adsenseに審査を依頼したら翌日に合格通知が来ました。そもそもボリュームは十分足りていたようです。

ちなみに上記はかなり特殊なやり方でやっています。

手こずった理由

なぜここまで回りくどいやり方をしたのか?理由ははてなブログには他ブログへのリダイレクト機能が備わっていないからです。

はてなブログProでは独自ドメインへ設定が可能で、もとのはてなドメインから独自ブログへのリダイレクト機能は備わっているのですが、それ以外のリダイレクト機能が備わっておりません。

http://blog.cakaricho.com/」のリンクから「http://www.cakaricho.com/」へ飛ばない為、古いアドレスのブログを作成して、それぞれのページからJavaScriptで飛ぶような設定を行いました。JavaScriptでの飛ばし方は下記ページからコードを読み込んで少々変更しました。

beiznotes.org

現在もそれぞれのページから飛ばすような設定を残しております。旧アドレスに対する迷子ユーザーをしっかりと案内できるようにした措置です。

ちなみにこのパターンですとGoogleSearchConsoleでのインデックス等の引継ができませんでした。(上記のページでは可能となっていたのですができませんでした・・・)

その為インデックス登録をやり直したりサイトマップを送信したりと色々苦労しました。

色々と調べてたのですがそもそもこんなアホな間違いするようなことはあまりないようで、有効な情報を探すのに苦労しました。

仕切り直し

アドレスを変更したことによりGoogleの検索順位が大幅下がったせいか、閲覧数が地をはうように下がっております(笑)。

コンテンツはそれなりにあるので、また戻るかもしれませんがこの大幅減はかなり痛いですね。段々と成長してきたかと思った矢先の出来事です。

でもゲームの強くてニューゲームだと思ってもう一度この「www.cakaricho.com」を育てていきたいと思います。

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