グラヴィテイデイズ2が発売されました。売上本数は約7.4万本。
期待度は高かった
この売上本数に対する反応はまちまちで前回と比べて倍増えてるので大勝利だなとか、10万本いってないんだ…という意見など様々。前回は全くの新規でどんなゲームだかわかんない謎ゲーム。しかし今回のグラヴィティデイズ2は期待度が全く異なる、事前に前作のフリープレイ配信も期間限定で行っており、いろんなメディアも露出している一本だったが10万本にはとどなかった。特にPS4の本数は2.5万本という数字・・・。
期待は裏切られたのか?
それじゃあ面白くないのかというとそうでもない。実際に私もプレイしたが前回の改良が加わってより遊びやすい続編としては良い出来だと思っています。実際にAmazonレビューを見たところ、星4.5と高評価。サイドミッションが多いだとかキャラ、ストーリーグラフィックとどれも高い水準であり少なくとも良作と言って良いでしょう。
国内ではコンシューマー据置ゲームは売れない?
良いゲームでも売れないというのが実情だろう。国内ではゲーム市場全体見れば市場規模が拡大しているが、その要素はスマホゲーム、特にF2Pが中心でWiiが隆盛だった2006年以降家庭用ゲーム市場は減少しており、特に据置ゲームは顕著だ。それはミリオンタイトルの数を見れば明らかだ。2001年には国内据置のソフトのミリオンタイトルは7本もあったが近年ではミリオンタイトルが1年に一本でるかでないかというほどだ。圧倒的ブランド力を持っている任天堂、スクエニ以外からミリオンが出たタイトルは2005年の真・三国無双4が最後。良くないゲームがたくさん出ているが、素晴らしいゲームもたくさん出ているが売れない。世界全体で見ればゲーム市場は好調だ。コールオブデューティーシリーズなどのFPSやGTAVなどは記録的ヒットを飛ばしている。つまり日本だけでは売れてないことになる。携帯ゲームはソフトの偏りはあるが、本数を伸ばしている状況だ。
メーカーもシフトし始めている?
多くのメーカーも国内据置ゲーム市場へ積極的ではない。新規IPのゲームは国内でほとんどでず、最初は携帯ゲームからというような風潮になっており、出せるのも大手メーカーしか出せない。リスクが高すぎてかつ国内市場のみを見れば市場規模が小さすぎて旨味がないというのが実情だろう。出せるのはバイオハザードなどの海外で強いブランドが中心になって国内に軸足をおけるメーカーはそうせざるを得ないメーカーだけだろう。据置ゲー好きな人間にとっては寂しい限りだ。海外ゲームはやってるが国内ゲームの方がやっぱり好きなんです。
期待はNintendoSwitchとスマホゲーム?
そういう意味ではNintendoSwitchには期待したい。外で遊べることもできるハードは携帯ハードから据置の魅力を伝えられるチャンスと思える。携帯ゲームには臨場感の魅力が伝われば、据置への移行が見られるのではないか?
スマホゲームからの回帰へも期待したい。現状ではパスドラ、モンスト、Cygames勢の勢力図は変わらなく、多くの専門家も市場縮小を予測している。そこからの行き着く先が据え置きゲームになれば面白いことになる・・・。
と思うけど実際はゲーム市場そのものが小さくなるだけの可能性も高いけれどもね。