今日は久しぶりに映画を見に行きました。
空飛ぶタイヤという映画です。
空飛ぶタイヤとは?
空飛ぶタイヤは半沢直樹や下町ロケットで有名な経済系の小説を書く池井戸潤氏原作の映画です。モデルは三菱自動車のリコール隠しの事件です。
タイヤ脱落事故と大手自動車メーカーのリコール隠しをテーマにした作品。事故を起こした運送会社の社長が、自社の無実を証明すべく巨大企業の闇に挑む経済小説であり、2002年に発生した三菱自動車製大型トラックの脱輪による死傷事故、三菱自動車によるリコール隠し事件などを物語の下敷きとしている
※Wikipediaあらすじより
主演は長瀬智也です。私の彼のイメージはタイガー&ドラゴンやIWGPなどのアホで知識がない若者役のイメージでしたが、打って変わって今回は中小企業の社長という今までにはない役回りでした。はまるのかな?と疑念がありましたが強い正義感と信念を持つ若手社長役はしっくりきました。経済系の作品はビッグマネー以来ですかね?
最後の部分がちょっとご都合主義かと思いましたが、非常に見応えがある映画だと思いました。巨大な組織に立ち向かう中小企業の社長が、親として社長として人間として葛藤する姿はリアルだなぁと感じました。
しくじり企業が好きな方は恐らく気に入ると思いますので、是非見ていただきたいです。こういう企業をモチーフにしている映画はなかなかスポンサーが付きにくいということですから是非応援したいです。
ところで三菱自動車のリコール隠しについてですが、皆さんご存じでしょうか?30代以上のかたであれば覚えているかと思いますが、20代以下はご存じない方も多いと思います。
三菱自動車のリコール隠しとは?
三菱自動車のリコール隠しは2000年7月に発覚した三菱自動車工業による大規模なリコール隠し事件です。三菱自動車は国内第4位の自動車メーカーで三菱の名前を冠しているとおり三菱系の自動車会社となります。その名門の自動車会社が1977年から23年にわたり多くの重要不具合情報を運輸省へ報告せず、社内で隠蔽していることが、社内の匿名の内部告発により発覚しました。このとき再発防止を促しました。
しかし4年後の2004年に2000年を上回るさらなるリコール隠しが発覚し三菱自動車は経営危機に陥りました(三菱グループがケツをふいて難を逃れる)。このリコール隠しにより死亡事故が2件発生しました。
あなたは内部告発できる?
この頃、企業の不祥事というのが注目度を集めていて、コンプライアンスや企業倫理が大きく取り沙汰される契機の一つになったと思います。内部告発により発覚したとのことですが、この内部告発がなければどうなっていたんでしょうか?自分だったらその立場にいたら告発できていただろうか?公益通報者保護法という内部告発者を保護する法律がありますが、自分の会社が倒産するかもしれないことを告発できるでしょうか?この空飛ぶタイヤを見て、非常に考えさせられました。
映画非常に面白かったです。
経済系に興味があれば是非行っていただきたいです!
公益通報者保護法があるけど
なかなか実際に内部告発するのは難しいよな
お前にだったら
躊躇なくできるんだが・・・
ははは私に告発されることなンテ
アリマセンヨ